【明慧日本2019年12月14日】山東省煙台市の法輪功学習者・劉淑和さんは高血圧症、中等度の水腎症、胆石症などを発症していたが、2019年9月21日、牟平裁判所に懲役2年の実刑判決を宣告され、罰金1万元(およそ15万7000円)を科された。そして、11月19日午後、劉さんは二度目の身体検査を受けたが、病気を患っているにもかかわらず、11月21日に山東省男子刑務所に送り込まれた。先日、刑務所側が家族に、劉さんが使用する老人用のおむつを持って来るようにと通知してきた。
劉さんは法輪功を学んでからいつも優しい笑みを浮べていたが、以前の劉さんとは全く別人だった。劉さんは以前には、高血圧症や心臓病、神経衰弱症などの病気を患っており、とても短気で、妻を罵ったり、子供たちを叩いたりして、平穏な暮らしができなかった。しかし、法輪功を学んでからは、劉さんは病気が完治して重い荷物を持てるようになり、お酒を止めて優しくなり、和やかな家庭を築いた。また、劉さんは公共用廊下を掃除したり、ごみを片付けたり、公共用の下水道を修理したり、建物の周りの雪を除雪したり、近所の人を助け、周りの人に「信頼ができる良い人だ」と評価された。
しかし、2017年11月3日午前、山東省煙台市牟平区政府大街派出所の警官らが突然、劉さんの家に押し入った。劉さんは警官らに身分証明書を見せるようにと要求したが、拒否された。警官らは何の証明書も提示しないまま、劉さんの家を家宅捜索し、法輪功の関連書籍などの私物を押収した。その後、劉さんは派出所に連行され、尋問を受けて帰宅した。
2018年11月28日、煙台市牟平区検察庁の起訴科の人が「本案件を調べる」という理由で、劉さんを呼び出して尋問した。
家宅捜索をされてから、ショックを受けた高齢の劉さんは両足が腫れ上がり、歩行障害になり、お腹が腫れて排尿も困難になって、病院で尿管にカテーテルを挿入して導尿してもらった。昨年からは、長女が劉さんの介護をしてきた。
2019年9月20日午後、牟平区政府派出所の警官ら3人は劉さんのほかの地方にある住宅に行き、劉さんを連行した。警官は劉さんを牟平中医院で身体検査をさせた結果、血圧が220mmHgと高く、水腎症、胆石症、不整脈があり、そのまま拘留所に送ったが、拘留所側は劉さんの入所を断った。
しかし、裁判所は劉さんを解放せず、劉さんを病院に1日中拘束した。翌日、裁判所は劉さんに対して開廷し、懲役2年の実刑判決を言い渡した後、劉さんを帰宅させた。
そして、2019年11月19日午後、この案件の担当者は再び劉さんを病院に連れて行き、劉さんに身体検査をさせたが、前と同じで、拘禁に適さない結果が出た。しかし、裁判所は違法と知りながら、76歳の劉さんを強制的に牟平拘留所に入れ、2日後、劉さんを山東省男子刑務所に送った。
先日、「劉さんにおむつを持って来るように」と刑務所側が家族に連絡したという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責、任者らの情報は、中国語のページを参照)