済南市の79歳の馮春英さん 刑務所入所に直面
■ 印刷版
 

 【明慧日本2019年11月29日】山東省済南市の法輪功学習者・馮春英さん(79歳女性)は法輪功を学び続けているとして、長清区裁判所に懲役2年の実刑判決と罰金5000元(およそ7万8000円)を科された。裁判所は馮さんの息子に「早く馮春英を留置場に送りなさい。そうしないと家に行って、強制執行するぞ」と脅迫した。馮さんの子供たちは裁判所の言うことを拒否した。

 馮さんの息子は「息子として、車で自ら母を留置場に送ることはできないし、母は無罪です」と言った。

 馮さんの夫は虚血性心疾患の持病があり、妻の実情を知って居ても立ってもいられない中で、心臓病を何度も発症し、「速効救心丸」を昼も夜も飲まなければならない状態になった。

 山東省済南市で生まれた馮さんは市中区舜玉小区北区に住んでおり、すでに定年退職している。法輪功を学んでから馮さんは以前患っていた十二指腸潰瘍、足腰の痛みなどの病気が完治した。それから、馮さんは、心不全、高血圧症を患って両足が腫れあがっている夫の世話と、1998年に腎臓移植の手術を受けた息子の世話をすることが出来るようになった。

 2018年11月18日の夜、馮さんは警官に連行され、不当に家宅捜索を受けた。詳細は明慧日本の『済南市の馮春英さん(79)に不当判決』を参照されたい。

 その後、裁判所は馮さんに実刑判決を下した。判決を不服として、馮さんは控訴したが、済南市中級裁判所に原判決を維持するとされた。中級裁判所は馮さんの息子にその判決結果の書類を取りに来るようにと言った。その際に「早く母親に健康診断をするように説得しなさい。診断結果を見て、長清区裁判所に刑務所以外で執行するように申請しなさい」と言った。

 そして、息子は中級裁判所の裁判官の言うことを信じ、何度も母親に健康診断を受けるように催促をした。そこで馮さんは2019年11月8日に病院に行き、健康診断を受けた。11月15日に健康診断の結果を受け取り、結果は正常だった。息子は母は79歳で毎日忙しくしており、健康診断で病気が一つぐらい見つかれば、刑務所以外の執行を申請できると思ったが、診断結果を見て病気がないことは嬉しいしのだが、刑務所に入る可能性があるかと思うと憂鬱になった。そこで、息子は中級裁判所の裁判官に連絡をしてみたが、電話に出なかった。

 長清区裁判所は11月15日の馮さんの身体検査の結果を見て、息子に「早く馮春英を留置場に送りなさい。そうしないと家に行って、強制執行するぞ」と脅迫した。

 現在、さんは刑務所に入れられて家族は心配でならず、どうすればいいのかわからない状態だという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/11/22/396098.html)
 
関連文章