香港法会|修煉の機縁を大切にし 急いで衆生を救い済度する
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 文/日本の大法弟子

 【明慧日本2019年12月23日】

 尊敬する師父、こんにちは!

 同修の皆さん、こんにちは!

 今日はこの機会を借りて、私の最近3年来の修煉体験の一部を皆さんにお話ししたいと思います。私は修煉を始めてから20年以上も経つ古い大法弟子ですが、修煉では何事も順調に行かず、いつも不安定でしたが、幸運なことに、毎回の意気消沈した状態や執着の中から抜け出せたことです。最近「修煉の基点を正しくしなければならず、自我を放下し、衆生を救い済度し、誓約を果たし、一刻も猶予できない」ということがわかりました。私たちが本当に衆生を気にかける時、誰がさらに執着を放下できないというのでしょうか?

 一、仕事の中で真相を伝え 人々を救う

 3年前(訳注:2016年)家の経済的な必要性で、私はフルタイムの仕事を探したいと思い、当時は「もし大法のことを行ないながら、常人の仕事も行なうことが出来ればいい」と思いました。2016年初め私はすぐに仕事が見つかり、大阪市中心部の専門店での店員をしました。専門店は大阪の有名な繁華街にあり、多くの中国人観光客がいます。私は「ここは真相を伝えるには、絶好の場所だ」と思いました。世の中の衆生はみな師父の家族ですから、私たちの店に来たお客さんもみな私の家族とし、私は平和的で親切な口調で一人一人のお客さんを接し、お客さんの需要を細心に考慮し、さらにチャンスをつかんで、観光客たちに真相を伝え、三退を勧めます。

 お客さんの異なる状況に基づいて、私は異なる角度から話題に切り込み、真相を伝えることがあります。あるお客さんは偽物を買わされることを恐れています。そこで私は、中国ではどうして偽物が出現するのかをお客さんたちに伝え、日本の一般的な状況下では偽物を売ることはないと安心してもらい、さらに中国共産党のニュースがでっちあげであり、法輪功を迫害していることを引き合いに出します。日本の社会文明のレベルが非常に高く、多くの伝統文化が残されているとある観光客は感じています。そこで私は「中国の伝統文化はみな中国共産党によって破壊しつくされ、中国共産党は現在もなお、真・善・忍を修煉する法輪功修煉者を迫害し続けています」と観光客に伝え、さらに一歩踏み込んで、はっきりと真相を伝え、三退を勧めます。ある観光客は「中国共産党は実際腐敗しすぎています」と言います。そこで私は観光客たちに「中国共産党は六四事件(訳注:1989年6月4日に天安門広場に民主化を求めて集結していたデモ隊に対し、軍隊が武力を行使して、多数の死傷者を出した事件)で大学生を迫害し、その後さらに天安門焼身自殺事件をでっちあげ、法輪功を誹謗中傷し、罪に陥れています」と伝えます。ある観光客は大連から来ており、そこで私は「薄熙来をご存じですか?」と言います。私は「薄熙来の本当の犯罪行為は、生きたまま法輪功修煉者から臓器を摘出することに加担したことであり、さらに人体標本の加工工場を作ったことです」と言います。広州と深圳から来たあるお客さんには、私は「みなさんが香港に行くのは簡単で、香港で法輪功修煉者のパレードを見たことがありますか? とても壮観で、いつも警官が先導、護衛します」と尋ねます。以下は真相を伝える中で、印象深かった出来事であり、みなさんと分かち合いたいと思います。

 ある若い夫婦が、私が法輪功の真相を伝えた後、夫婦は真相を受け入れましたが、私が三退を勧めると、夫の方が受け入れず、なぜなら、ちょうどレジに並んでいたからです。このような場合は多く伝えるには不向きなので、私もそれ以上何も言わず、発正念を強めました。夫婦の清算が終わった後、私が店の入り口まで送った時、私は再び機会をつかんで真相を伝えます。夫の方はすぐに大きく態度が変わり、私が言うことをすべて受け入れ、最後に夫婦は喜んで三退に同意しました。これが発正念の威力だと私は切実に感じました。ですから私は出勤前の道で多く発正念し、そして、お客さんに真相を伝える過程でもいつも再びさらに気を付けて発正念します。

 さらに若い夫婦がいました。夫婦は店の中を見ただけで所要時間がとても短く、夫婦が店を出る時に、私は「法輪大法、真・善・忍は素晴らしいを必ず覚えてください」と伝えました。夫の方が「ありがとうございます」と言い、妻の方がすぐに振り返って「今なんと言ったのですか?」と私に尋ねました。私はもう一度繰り返し「法輪大法は素晴らしいを覚えなければなりません」と言い、妻の方はまじめに私と一緒にもう一度繰り返しました。それから私がまた「真・善・忍は素晴らしい」と言うと、妻の方もまたまじめに繰り返しました。私はその時本当に感動しました。

 あるお客さんは真相を伝える時間がなかったので、ただあいさつしただけで、急いでそのお客さんに「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしいを覚えてください」と伝えました。そのお客さんは私の言葉を聞いた後、少しためらってから店を出ていきました。1、2時間後、そのお客さんが私に会いにまた私たちの店に戻って来て、「さっき私がそのお客さんに言ったことをもう一度、言ってもらうことは出来ないか」と私に言いました。そこで私はそのお客さんに詳しく真相を伝え、さらに三退させました。

 さらにある時、若い女性客2人が商品を買った後、私は女性客2人に「法輪大法は素晴らしいを覚えてください」と言いましたが、女性客2人を見るとはっきりわかっていない様子でした。そこで私は「法輪功を知っていますか?」と言いました。すると女性客は「私たちは絶対に法輪功にはかかわりません」と言いました。私は「あなたは間違っています、法輪功は無実の罪を着せられているのです!」と言いました。女性客はすぐに反応し、そして両手で私の手を握り「法輪大法は素晴らしい!」と言いました。その時に私は「彼女が私の態度を見たので、私が『法輪功は素晴らしい』と言いさえすれば、彼女は絶対に認めたのだ」と感じました。

 私は「学法煉功をしっかり行なわなかったり、あるいは家族が心性を守らなかったりした時、次の日には私が真相を伝える効果は大きく落ち込むのだ」ということに気づきました。通常私が早朝眠っていると、商品は売れず、中国人観光客はみな日本人の店員の方に行ってしまい、真相伝えが影響を受け、三退も少なくなります。自分がしっかり行なえずにいると、私の心は悲しくなります。「師父が衆生を私の所に連れて来てくださっているのに、私がしっかり行なわなかったために、この人を救う機縁を逃してしまった」と感じます。

 仕事はいつも残業があり帰りが遅くなるので、学法の時は精力が悪くなり、容易に眠気を催すことになります。学法を保証するために、仕事が終わるとまず急いで家に帰ることにしました。大体夜の9時前後に電車のホームでまず学法し、少なくとも『轉法輪』を一講学んでから家に帰ります。毎日学法し、早く起きて煉功し、発正念を基本的にしっかり行なえば、仕事中に三退を勧めることと真相を伝えることは一般的にとても順調です。しっかり学法することは人を救うことの最大の保障です。

 仕事の中でもいつも心性を試す出来事が現れてきます。チェーン店なので、店長と店員がいつも変わり、あいだを置いて異なった人からの試練が現れ、私はできる限り内に向けて探しますが、同僚との関を乗り越えられないこともあります。そうした中である女性の同僚がおり、仕事中に私がお客さんに法輪功の真相を伝えていることをその同僚は最初のうちは理解しませんでした。しかし、私は出来るだけその同僚と仲良くするようにしました。その同僚の性格は比較的強く、日本人の同僚といつもトラブルを起こしました。その同僚が落ち込んでいる時に、私はできる限りその同僚を慰めました。するとその同僚は私を気心の知れた友人と認め、私が真相を伝えることに干渉しなくなりました。

 この3年間、私は店の中でよい仕事環境と真相を伝える環境を切り開きました。全国のチェーン店の毎月の売り上げランキングで、私はいつも10位以内に入り、さらに何度もトップになり、仕事の成績で店長と同僚の認可を得ました。私は「仕事の成績も法の中で修めることによって得られた知恵である」ということがわかりました。心から師父に感謝し、人を救うこの特殊な機会を与えてくださったことに感謝しています。毎日出勤し、衆生たちが私のそばに来るのを見て、自分の責任と使命の重大さを感じています。この有利な条件を借りて私は絶えず精進し、絶えず自我を放下し、衆生が本当に真相を理解したのを見て、私は最も安らぎを感じます。

 二、香港のパレードに参加し 大法を実証する

 私たち一家は全員天国楽団のメンバーで、ずっと香港のパレードに参加して、すでに何年にもなりました。昨年(訳注:2018年)の1年間、私は香港のパレードに参加しなかったことは一度もありませんでした。香港のパレードはいつも苦しく疲れますが、次回私たちはまた必ずここに来なければならないと感じています。それは街頭の両側で首を長くして救われることを待ち望んでいる、あんなにも多くの尊い中国人のためなのです。中国人たちのあの震撼とした目、あの驚いた表情、そしてみんなが高く上げた携帯電話とカメラに遭遇すると、香港に来ることは本当にとても意義があると感じます。

 この3年私たちの家は経済的に苦しく、毎年娘の大学の学費に100万円以上払わなければならず、娘が学費を払う時になると、私たち一家3人の飛行機代はいつも出せなくなります。幸いにも私たちのために航空チケットを購入してくれる同修がいて、私たちのために費用を立て替えてもらい大助かりで、同修の無私の援助に感謝しています。

 台湾の楽団で多くの同修が香港に入れなくなった後、私は「私たちの他の地区には香港に行ける条件を持つ天国楽団のメンバーがおり、香港の重圧をもっと請け負うべきだ」と悟りました。ですから、私も毎回香港パレードの機会を大切にしています。香港パレードの前日にはいつも、私はいつもしっかりと学法し、煉功し、発正念をするよう注意しています。ですからパレードの時に大雨が降ろうが、あるいはまたパレードの時に日差しが強かろうが、私たちはいつも行進しました。沿道の人々も大法弟子が困難を我慢強く耐え忍ぶ姿や、平和な姿を見ることが出来ます。邪悪の団体のあの高音スピーカーが騒ぎ立て、怒鳴り散しているのとは鮮明な対比が形成され、誰が正で誰が邪なのか一目瞭然です。

 私たちは自分の修煉の機縁を大切にし、人を救う毎回の機会を大切にし、師父の広大な佛恩に深く感謝いたします。

 師父は「実は私が皆さんに教えたいのは、皆さんの生命は大法のためにやってきたということです!(弟子の皆さんが熱烈な拍手を送る)他に選択肢はありません。本当にないのです! これは大法弟子の場合です。常人の場合、六道輪廻し、各界で転生しますが、皆さんはそれができなくなるのです。皆さんは大法以外、何もやるべきことはありません。ですから、しっかり行なわなければ、あなたを待っているのは悔いしかありません。特に古い大法弟子は緩まないでください。それほど困難な歳月を乗り越え、今日まで至り、なんと大変だったのでしょう! 大切にしないのですか? 私まであなたを大切にしているのです! 神まであなたを大切にしているのです!(弟子の皆さんが熱烈な拍手を送る)ですから、なおさら自分自身を大切にすべきです」[1] と説かれました。

 修煉の中で私はやはり多くの不足があります。特に安逸心をさらに修煉して取り除かなければならず、身近にいて手助けをしてくれる同修とともに向上するよう私は気づくことが出来ました。私たちは一つの全体であり、みんなが手を取り合ってともに前進し、そうしてはじめて、さらに多くの衆生を救い済度することが出来るのです。

 修煉体験にもし不足のところがあれば、同修の皆さんの慈悲深いご指摘をお願いします。

 慈悲偉大なる師父に感謝申し上げます!

 同修の皆さんに感謝申し上げます!

 注:
 [1] 李洪志師父の経文:『二〇一八年ワシントンDCでの説法』

  (2019年香港法会発表文章)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/5/31/388054.html)
 
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