唐山市遷西県の揣志剛さん 自宅から連行される
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 【明慧日本2019年12月24日】唐山市遷西県の法輪功学習者・揣志剛さんは2019年12月12日、自宅に侵入して来た警官らに身柄を拘束され、遷西県留置場に拘禁され、さらに家財も押収された。留置場側に指図された遷西公安局の局長が家族との面会を禁じた。

 2019年12月13日は揣さんの妻・柴君俠さんが懲役4年の刑期を終える日である。揣さんは12日の夜から河北省女子刑務所へ妻を迎えに行くつもりだった。しかし、妻が解放される前日に、警官に再び身柄を拘束された。

 2019年12月12日午前、揣さんが一人で家にいた時、遷西県城関派出所の警官らが鍵で揣さんの自宅のドアを開けた。警官らはビデオを撮りながら入室し来て、揣さんのビデオを撮り、ノートパソコンを奪った。揣さんは阻止しようとしたが、公務妨害だと言われ、身柄を連行された上、法輪功の書籍やカレンダーなども押収された。

 揣さんはパトカーに乗せられ、城関派出所に連行された。当日の午後、揣さんはまた遷西県留置場に移送され、「社会秩序を破壊し、公務を妨害した」という理由で14日間拘束された。

 警官らは揣さんの母親から鍵をもらったと言った。揣さんの母親の郭花蓮さんはコミュニティで、中国共産党による法輪功への誹謗中傷を信じる人に通報され、城関派出所の警官らに身柄を拘束され、鍵を奪われた。郭さんは城関派出所に連行されたが、当日家に帰された。

 柴さんは拘禁されていた期間中、河北省女子刑務所に面会の権利を奪われ、数年間でわずか2、3回しか面会できなかった。今、2人は前日に揣さんが連行されたことにより4年の刑期を終えた妻の柴さんとやっと会えるはずだったが、1日のすれ違いでまた別れ別れになり、会えずにいる。

 揣さん一家は仲睦まじい家族として周りに知られており、われわれ夫婦に、次男の揣之武さんと揣翠君さんの一家4人、三男の揣志剛さんと妻の柴君俠さんの一家3人、三世帯9人の大家族で十数年一緒に暮らし、法輪功を学び、互いに譲り合い、仲睦まじい家庭で、周囲の皆からも羨ましがられていた。2003年に一家は遷西県に引越をし、日常用品を取り扱う店を経営している。

 江沢民をはじめ、中国共産党による法輪功への酷い迫害で、さまざまな苦しい経験をした。2015年6月21日、柴さんは「案件があれば必ず立件し、告訴は必ず受理する」の法律に従い、自分および家族が経験した迫害をもとに、最高検察庁と最高裁判所に江沢民を告訴する手紙を郵送した。しかし、立件されるどころか、手紙が地元の610弁公室に差し戻され、柴さんと家族はこれが原因で何度も嫌がらせを受けた。2015年12月14日の朝8時過ぎ、柴さんは自営の店で遷西県新荘子派出所、遷西県国家安全保衛大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官らに連行された。その後、懲役4年の不当な実刑判決と罰金5000元(約7万8000円)の判決を宣告された。

 柴さんは2017年1月16日、河北省女子刑務所に連行され、刑務所の13監区(法輪功を強く信じる人をまとめて拘禁する場所)で拘禁されている。柴さんは刑務所のいわゆる「転向」することに協力しないため、ひどく殴られて体調が悪くなった。そして、2017年12月に5監区に移送された。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2019/12/16/397105.html)
 
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