河北遷西県の70代の柴淑珍さん 法廷で無罪を主張
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 【明慧日本2019年11月7日】河北遵化市裁判所はこの10月9日、河北省唐山市遷西県(せんせい-けん)の法輪功学習者・柴淑珍さん(70代)に対して、不当な法廷審問を行なった。すでに3カ月も拘禁された柴さんは、もともと痩せ型の体がより一層痩せこけていた。

 遵化市裁判所の王暁梅は法廷審問の進行担当をし、遵化市検察庁の楊海龍は検察側が提出した柴さんを罪に陥れるいわゆる証拠を読み上げた。弁護士と柴さんは検察側の証拠に対して、一つずつ徹底的に反論した。

 尹荘派出所が押収した柴さんの所持品の「慧声」、「生命のお守り」等の法輪功迫害の真相資料について、柴さんは「それは証拠だと言えるでしょうか? それは証拠ではありません。私は誰にも害を与えていないし、人に良い人になるようにと勧めているだけです。それらはみな善を説く本で、善を勧める本です」と無罪を主張した。

 最後に、柴さんは「真・善・忍はよくないですか? 誰でも真・善・忍に基づいて行なう事はいい事ではありませんか? 私の持病の心臓病も足の痛みも煉功によって全部治りました」と言った。裁判長は何度も柴さんの発言を遮って、中断させ妨害した。

 検察側が提出した証人の証言、証拠について、弁護士は法律の観点から反駁し、「小冊子は文字で書かれたものです。文字は人間の考えを表現するもので、読んでも読まなくてもいいものですから、犯罪にはなりません。邪教であるかどうかの判断は、邪教の特性によって認定するもので、法輪功は邪教のいかなる特性も持っていません。証人の李小明は薬局の中で、『外に法輪功の真相資料を配るお婆さんがいると聞いた』と証言したが、それは噂を聞いただけで証拠にはなりません。証人・付栄艶の証言は、確かな身分情報もなく、確実なものではありません」と言った。

 検察側が提出した「証明書」について、「その証明書の落款は遷西県委員会宣伝部と某局となっているが、宣伝部は党委員会の部署であり、鑑定する資格を持っていません。つまり、その『証明書』は、刑事訴訟法で定められた『鑑定意見』とまったく関係ありません。法的効力はありません」と弁護士は指摘した。

 不備の点が多いことから、この法廷審問が柴さんに濡れ衣を着せようとする意図を覗わせる。それは遷西県公安局、尹荘派出所、遷西県検察庁が遵化市検察庁、遵化市裁判所とグルになって、遷西県公安局局長・賈宝忠の「刑事事件にせよ」との命令を遂行しようとしているためである。

 2019年7月12日の午前、柴さんは遷西県尹荘の定期市で尹荘派出所の警官らに連行された。当日、柴さんは遷西県康力病院に連れて行かれ、身体検査を受けさせられ、不当に拘留された。5日後、警官は柴さんを唐山市第1留置場に移送し、8月5日、遷西県検察庁は柴さんに対して、逮捕許可を出した。

 2019年10月9日、遵化市裁判所は柴さんに対して不当な法廷審問を行なった。その過程では、法廷の険しい雰囲気が少し変わり、検察官と司法官らは自らが法律に反した行為を少し意識したようだった。

 法廷審問は午前11時頃に終了し、裁判長は「休廷して、日を改めて選択して再審する」と宣告した。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/10/15/394610.html)
 
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