四川内江市の劉旺泉さん 3回目の実刑判決
■ 印刷版
 

 【明慧日本2020年1月18日】四川省内江市の劉旺泉さん(66)は先日、当局の裁判所に懲役4年の実刑判決を宣告された。これは劉さんにとって、中国共産党が法輪功に対して20年にわたる迫害の中で、3回目の実刑判決となった。劉さんの90歳の義母・彭桂容さんと法輪功学習者・付淑群さん(83)も劉さんと一緒に裁判を受けた

 2019年6月19日午前、内江市威遠県に在住の劉さんは、同県610弁公室、公安局の警官ら十数人によって連行され、家宅捜索を受けた。そして、6カ月間ほど拘禁されていた劉さんは、裁判所により2019年12月19日午前9時、3回目の裁判が開廷をされた。

 威遠県裁判所は劉さん、劉さんの義母、付さんの3人それぞれに弁護士1人を指定させ、有罪を認めるような弁護をさせた。

 劉さんは1996年に交通事故に遭い、右足を粉砕骨折したために、そこに40センチの「髄内釘(ネイル)」と呼ばれるインプラントを入れて、右足の骨を固定した。その後、劉さんは法輪功を学び続け、昨年5月にその髄内釘が自然にひざの下の所から突き出てきた。

 しかし、劉さんは法輪功を学んでいるという理由だけで、今までに、3回も実刑判決を言い渡された。

 先日の法廷で、劉さんは自己弁護をし、法律に基づき自分の無罪を主張し、法輪功が冤罪であることを話した。

 付さんは学校に通ったことはなかったが、自ら法輪功を学んで体験した素晴らしい事実を話し、裁判官たちに法輪功に対して罪を犯さないようにと言った。

 高齢の彭さんは耳が少し難聴で、裁判官たちの話がはっきり聞こえなかったが、その場にいる人たちに、「法輪功を学ぶ人たちはみんな良い人で、罪は何も犯していない。良い人に判決を下してはいけない」と話した。

 しかし、当局の裁判所は法律を無視し、法を知っていながらも法を犯した行為となった。裁判官は劉さんに懲役4年の実刑判決と罰金3000元(およそ4万8000円)、付さんには2年の間、監視を付けることとするという判決を下した。彭さんは刑事処罰を受けることを免除された。その後、劉さんはこの判決を不服として控訴した。

 劉さんは2000年3月~2011年12月の間に、懲役3年と懲役8年の実刑判決を受けたことがあり、刑務所に収容されていたという。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/1/7/398690.html)
 
関連文章