成都女子刑務所の迫害で何正瓊さん 心神喪失になる
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 【明慧日本2019年10月6日】(四川省=明慧記者)四川省西昌市海南郷の何正瓊さん(56)は2010年9月14日、西昌市裁判所に懲役7年の重刑を言い渡された後、成都女子刑務所に拘禁され、残酷に迫害されたことによって両足が動かなくなった。そのために歩くことも出来なくなり、さらに精神異常になってしまった。2016年の初めに解放され帰宅した何正瓊さんは、一度は回復したが、最近また精神的に異常が現れた。

 何正瓊さんは四川省会東県の出身で、西昌市海南郷に嫁いできた心根の優しい女性である。以前の何さんは病気を患って、あちこちの医者を訪ねても完治せず、法輪功に出会ってから健康になった。

 2009年9月26日午前11時頃、何正瓊さんともう1人の法輪功学習者・高徳玉さんは、法輪功の素晴らしさを人々に伝えたという理由で、バイト先で西昌市国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官らに連行された。その後、西昌市検察庁により逮捕令状が発付され、不当に起訴された。

 2010年5月13日、高徳玉さん、何正瓊さん、程冬蘭さんと正瓊さんの叔母である何先珍さんの4人の学習者が、西昌市裁判所で裁判にかけられた。

 4人の学習者を罪に陥れるために、検察官は押収してきた小冊子の1ページを1部として冊数を計算し、罪名をでっち上げた。そのため弁護士は法廷で証拠を提示し、証人に出廷してもらうようにと求めたが、裁判官に断られた。

 2010年9月14日、西昌市裁判所は4人の法輪功学習者に対して重い判決を下した。72歳の高徳玉さんは懲役12年の実刑判決を、程冬蘭さんと何先珍さんは懲役10年の実刑判決を、何正瓊さんは懲役7年の実刑判決を宣告された。

 2011年4月10日、高徳玉さんと何正瓊さんは成都女子刑務所に移送され、何先珍さんは四川省の簡陽養馬河女子刑務所に移送された。

 何正瓊さんは成都女子刑務所で、ひどい洗脳による迫害を受け、高圧的なプレッシャーの環境の中で、意識が朦朧として、精神に異常が現れた。解放される数カ月前はすでに作業ができなくなり、監室に残され、監視役に監視されていた。

 2016年の初め頃に解放され帰宅した何正瓊さんは、一度回復したが、最近また精神に異常が現れてきた。

 ここで言及する必要があるのは、これらの善良な法輪功学習者たちの多くが、目の届かない刑務所内で残虐な迫害を受けて亡くなったり、身体障害者にされたり、毒物が混入した食事を取らされたり、精神的な虐待や毒物の注射によって精神異常者にされたりしていることである。その一例として、懲役10年の実刑判決を言い渡された何先珍さんは、2017年2月2日午前5時過ぎ、残忍な迫害により四川省金堂警察病院(刑務所病院)で、冤罪が晴れないまま亡くなった。享年67歳だった。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/9/28/393904.html)
 
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