四川省合江県の教師・夏成貴さんに不当判決
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  【明慧日本2019年9月22日】四川省合江県九支鎮盤龍小学校の教師・夏成貴さんは2019年8月中旬、合江裁判所により懲役4年6カ月の実刑判決を言い渡され、楽山嘉州刑務所に拘禁された。事件の経過は大体下記の通りである。

 江沢民を告訴しただけなのに、放浪生活を余儀なくされる

 2015年、夏さんと妻・劉小林さん(同じ小学校の教師)は、法輪功を弾圧した元凶・江沢民を告訴しただけで、合江県公安局と教育局により迫害され、勤務先の学校から出勤することを停止させられた。

 2人が江沢民を告訴したことは、憲法に則って国民としての正当な権利を行使しただけなので、当局からの脅迫や出勤停止などを無視し、告訴状の取り下げを拒絶した。このために2人は当局から復讐された。劉さんは洗脳班に入れられて1週間身柄を拘束され、いろんな手口を使った洗脳教育を強要された。そのため、夏さんは放浪生活を余儀なくされた。

 1週間洗脳教育を受けたが、劉さんは中国共産党の邪説教育を心に受け入れなかったため、結局、懲役5年の実刑判決を下された。成都龍泉女子刑務所に拘禁されていた期間中に、劉さんは様々な残忍な拷問を受けた。長時間立たされ、長時間睡眠を剥奪され、ひどく殴打され、長期間飢餓状態にさせられ、寒さを強いられる(強制的に薄い服の着用のまま、暖房のない所に長時間放置される)などのむごい拷問を受け、3カ月も経たないうちに劉さんは痩せこけて、骨ばかりになり、さらに精神的に大きなダメージを受け、意識がもうろうとしてはっきりしなくなった。

 危篤のまま刑務所に拘禁

 2018年3月、放浪生活を続けていた夏さんは、息子の学費を届けに行った際に、合江国家安全保衛大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官らにより連行され、留置場に送られた。

 長年放浪生活を経た夏さんは健康状態がすでに悪かったが、その上に留置場で収容されて、健康状態は急激に悪化し、危篤状態になった。警官らは危篤状態の夏さんを留置所から出して、夏さんの年老いた父母に送り返した。父母は夏さんを病院に連れて行き、15日間入院治療を受けさせたが、病状は改善しなかった。夏さんは病院の治療を中断させて家に帰り、真面目に法輪功の本を読み、煉功してとても健康になり、やっと危篤状態から抜け出した。

 しかし、中国共産党の警官らは夏さんを転向させることを諦めなかった。警官らは常に夏さんの家に来ては、法輪功との決裂を強要した。夏さんは警官らの不当な要求を拒否したため、再度連行され、留置所に収容された。そして8月、夏さんは懲役4年6カ月の実刑判決を言い渡された。現在は、四川楽山嘉州刑務所に拘禁されている。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/9/6/392353.html)
 
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