文/中国の大法弟子
【明慧日本2020年1月31日】
台湾の総統選挙について、国内外の同修と交流する
最近、台湾の総統選挙が近づいているため、動態ネットにこの問題に関する報道や文章が多く掲載されています。ネットにアクセスすると、知らないうちに読んでしまい、人心に動かされてしまいます。こちらの陣営に勝ってほしい、あちらの陣営の人に反感を持ち、その人の中国共産党寄りの言行に怒りを感じたりするとか……。
昨日、動態ネットの記事を読んでから、肝臓に痛みを感じました。それからやっと自分が常人の情勢に動かされ、常人の話題に夢中になり、自分を常人と見なしてしまったことに気付きました。これらの事を意識すると、肝臓の痛みが消えてなくなりました。
その後、いろいろ考えました。「私たちはいったい誰でしょうか。私たちは世間のいかなる組織にも属さず、たとえ海外の正常な国にいても、いかなる陣営、いかなる政党にも属していません。私たちは正邪と善悪を見分けることができ、有権者としての投票権を行使することができます。私たちのメディアは世間の人々に真実を伝え、様々な情勢を分析することができますが、しかし、大法弟子として、私たちは人を救うためにここにいることを忘れてはいけせん」
歴史上、世間のすべての生命が師父の身内で、師父は面倒を見てくださっています。そうでなければ、その人はこの世に生きる機会はないはずです。どの政党、どの陣営の人に対しても、私たちは人間の情を乗り越え、慈悲の心を持って対応しなければなりません。常人の政治情勢に陥って人を見てはいけなせん。そうすれば、衆生を押し出してしまう恐れがあるからです。
大法弟子を迫害する中国共産党の江沢民集団の首謀者と僅かな救えない人を除けば、ほとんどの人は大法弟子が救うべき人だと私は理解しています。中国共産党の各級の直接迫害に参与した人に対しても、私たちは慈悲で忍の心を持って真相を伝えているのに、海外の迫害に参与していない人は、なおさら救わなければなりません。彼らがこの世に生きている限り、大法は彼らに機会を与えるのです。確かに、彼らは中国共産党に買収され、利用され、この問題においては愚かでした。しかし、中国共産党に利用され、騙されているからこそ、彼らは最も恐ろしい結末に臨んでいます。それは悲しすぎて、可哀そうではありませんか? 彼らにもっと真相を知ってもらい、中国共産党の邪悪な本質をはっきりと認識させ、目を覚まさせ、最終的に自分にとって素晴らしい未来を選択させるべきではないでしょうか。
常人の次元に立って政党と陣営を見てはいけません。誰が当選しても、私たちに対する大法の基準と要求は変わりません。誰が当選しても、私達は人を救うことを止めてはいけません。
私たちには人を救う重大な責任があります。世間の人の一時的な振る舞いを見てはならず、様々な仮相に惑わされてはいけません。はっきり言えば、彼らの振る舞いは按排された演技にすぎないかもしれません。私たちは師父の要求通り、最大限に様々な方法で、中国国内の中国人、世界の人々を救わなければなりません。
師父は『二〇一九年ニューヨーク法会での説法』の中で、台湾に関する質問について、「私にとって、私はこれらのことに関わりません。私が考えているのは全世界の人です。どの民族、どの地区の人も私は済度し、救います。大法弟子も同じです。この人を気に入らないとか、あの人を気に入らないとか、このようにしないでください。どの民族の人も、人間の表面の皮が違いますが、その中にいる多くは神なのです。今の人は昔の人と違います」と説かれました。
常人の情勢の前で、私たちは大法弟子である身分を忘れてはいけません。常人の如何なる人、如何なる組織にも期待してはいけません。大法弟子全体が放下しない人心は、衆生の救済に悪い影響を与えてしまうからです。
情から飛び出し、慈悲なる心を持ってすべての衆生に対応することができれば、そのパワー、その正念の場は邪悪に立脚点を失わせます。そうなれば、邪悪は大法弟子の隙に乗じることができなくなり、そうなれば、もっと多くの生命が目を覚まし、大法に救われることになるでしょう。