【明慧日本2020年2月11日】四川省成都市錦江区の法輪功学習者・トウ為勇さんは最近、錦江区裁判-所により懲役4年、李秀英さんは懲役2年6カ月、李之婕さん(76)は懲役4年6カ月の実刑判決を言い渡された。トウさんと李秀英さん(2人は夫婦)はこの判決を不服として、今現在、控訴中である。
2018年5月5日朝、トウさん夫婦は錦江区獅子山派出所の警官らにより連行され、家宅捜索を受けた。家に置いてあった法輪功の関連書籍、法輪功の資料、パソコンなど全部押収された。青白江区のもう1人の学習者・張栄成さんも同時に連行された。トウさん夫婦と張さんは最初に新津洗脳班に拘禁されたが、その後、トウさん夫婦は留置場に移送された。留置場側は「国家を転覆することを煽動した罪」という口実で、当事者と弁護士との面会を拒否したという。
2017年5月5日から5月17日にかけて、トウさんは何度も派出所の管理係りと警官からの嫌がらせを受けた。5月5日、獅子派出所の小区警官・李其国と管理係りの林はトウさん宅にやって来て、「この間、何か活動に参加したか。チラシ配りに出たか。誰かに会ったか」など、いろいろ尋問した上で写真を撮った。5月13日、監視役の2人が小区の出入り口に1日中駐在して、トウさんを監視していた。また、16日には、トウさん宅は5時間ほど停電させられた。
2018年5月10日、錦江区牛市口派出所の刑事隊長・夏維の配下の一団は李之婕さん宅に駆けつけ、事前にコピーした合鍵で李さん宅のドアを開け、室内に侵入してパソコンやプリンター、印刷物などを押収した。押収物のリストは初めからなかったか残さなかった。
その後、李之婕さんの家族は派出所に行って原因を詰問した。夏維隊長は「国家がとっくに定めたことだ」と答えた。「では、それらの法律条例を見せてください」と求められると、夏維隊長は条例を出せず、「俺はこの制服を着ているから、俺こそ法律を執行する者だ!」と大声で返事した。法律条例のない取り締まりは違法な行為なのに、法律を執行すると言った。
2019年12月6日、錦江区裁判所は李之婕さんに対して開廷した。
また、2019年12月26日、同裁判所はトウさん夫婦に対しても開廷した。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)