70代王金華さん 山東省刑務所で前歯を打ち落とされる
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 【明慧日本2020年2月25日】(山東省=明慧記者)内部の情報筋によると、新年の前に、山東省徳州市平原県の法輪功学習者・王金華さん(70)は、山東省刑務所で暴力を振るわれ、顔が赤く腫れ上がって青紫色になり、前歯2本が打ち落とされて意識を失い、3日間も食事を提供されなかったという。

 その後、刑務所の責任者は責任を負うことを恐れて、王さんを刑務所病院に連れて行き、レントゲンを撮った。王さんの意識がはっきりとしない状態は、恐らく何らかの薬を飲まされたか、あるいは暴力による症状が出たからだと考えられる。現在、王さんは刑務所第11監区に拘禁された可能性が高いという。

 王さんは定年退職した元教師である。1997年3月、王さんは妻・荊伝風さんとともに法輪功を学び始め、たった1カ月で、夫婦ともに持病が完治した。しかし、1999年7.20から、中国共産党の首魁・江沢民が法輪功への弾圧を開始した。そのため、王さんと家族は平穏な生活を失い、王さんは9回も不当に連行され、妻の荊さんも3回連行された。夫婦は尾行され、監視され、家族も執拗な嫌がらせを受け続けた。

 王さんの次女・王秀萍さんも法輪功を学んでいるという理由だけで5回も連行され、長女・王秀麗さんも家宅捜索を受けるなどの迫害を加えられた。王さんと子供たちは合わせて、警官らに7万2720元(約115万円)もの金額をゆすり取られた。

 王さんは懲役2年の実刑を宣告され、5000元(約7万9000円)の罰金を科された。

 王さんは2018年2月28日、平原県三塘郷で法輪功の掲示物を貼り付けたため、村長・賀金亮に通報された。そして3月5日、王さんは平原県公安局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官らに連行され、3月17日に裁判のために仮保釈された。

 2019年1月11日から、徳州市平原県の国内安全保衛部門の警官らは、証拠資料を作成して夏津検察庁に手渡した。

 2019年5月29日、夏津県検察庁は「邪教組織を利用して、法律の実施を破壊した」という条例に当てはめた罪名で、無理やり王さんを夏津県裁判所に起訴した。

 2019年7月18日、夏津県裁判所は王さんに対して開廷し、8月7日に懲役2年の実刑判決と罰金5000元の判決を下した。翌日の朝、国内安全保衛部門の警官らは王さんを徳州留置場に入れようとしたが、身体検査で高血圧のため、王さんは入所を拒まれ、帰宅した。

 帰宅後、年金の支給を停止されたと知った王さんは、平原県教育局に行き、年金の支払いを要求したが、教育局の人員は考えてみると言っただけだった。

 2019年10月8日、平原県国内安全保衛部門の警官は突然、王さんに明日、身体検査をするようにと通知してきた。検査の結果、高血圧だった王さんは、10月10日に徳州留置場に送られたが、再び入所を断わられた。その当日、裁判所の警官らは王さんを直接、山東省刑務所に送り込んだという。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/2/6/400790.html)
 
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