武漢新型肺炎の試練
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文/湖北省の大法弟子 

 【明慧日本2020年2月26日】私は武漢新型肺炎の被害が最も深刻な地域に住んでいます。地域には多くの新型肺炎の疑わしい患者が出ていて、周辺の地域も新型肺炎の多発地帯となりました。

 昨年の年末に従妹に電話をしたら、叔父の一家が皆感染していて、叔父はすでに新型肺炎だと診断され、病院にベッドがないために入院ができず、叔母も同じ状況だと知らされました。そして、2人の従妹も高熱を出しており、毎日病院に通い、「もう生きるのが辛い」と従妹は言いました。私は従妹に「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と念じるようにと言い付けました。

 電話を切ってから、「叔父一家は大法の真相を知っているし、全員が三退をした。しかも、当時、皆はあっさりと三退をしたはずだが、どうしてこうなったのだろうか?」と思いました。「やはり法輪功の事実をしっかり伝えていなかったせいなのか? 普段から彼らのことにもっと関心をよせれば、もっと早くに『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』を念じるようにと伝えておけば、ここまで状況が酷くならなかったのではないか」といろいろ考え、とても焦りました。彼らを見舞いに行こうと思いましたが、今、彼らはそれぞれどこにいるのかもよく分かりませんでした。

 実は、これは表面上の原因に過ぎず、内に向けて探せばやはり行きたくないし、行くのが怖いという気持ちがありました。自分は修煉者で体に功が身についていて、そのエネルギーがコロナウイルスを滅することが出来ると分かっていても、やはり、あの環境に行きたくないし、彼らに直接対面したくない、という気持ちが心の底にありました。それは100%を信じていないことになります。一方では、電話で十分に伝えられないために、彼らに直接法輪功の真相を伝えたい願望もあり、心の中で葛藤しました。

 大晦日の午後、妹から電話がありました。「叔父は腎不全になり、とても危険な状態です。生還の可能性はほとんどないでしょう。最後にレンコンスープを飲みたいと言っているから、自分にはスープがあるものの、車がなくて届けられないの」と妹は言いました。「これは師父が私に下さったチャンスだ」と悟り、そこで、私は「届けに行って来る」と言いました。車で病院に駆けつけました。従妹は「お姉さんに会えないし感染させたくないから、スープを道路の脇に置いて下さい。後で取りに行きます」と電話で伝えました。「私は大丈夫ですよ。感染しませんから」と言いましたが、従妹はやはり断りました。私も固執せず、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」をメモ用紙に書いて、電話で「これは命を救う言葉です。必ず家族にも念じるように伝えてください」と言いました。しかし、正直なところ、「その場を早く離れたい、あのよくない環境を早く離れたい」との気持ちがあり、を100%信じておらず、自分を守りたいという人心がありました。

 これらの問題を意識してから、数日後に私は進んで従妹に電話をして、断固としてお見舞いに行きました。そして、従妹になぜ「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」を念じればなぜ治るのか、を説明しました。さらに、法輪功の資料が入っているiPadを従妹に渡し、必ず見るようにと繰り返して何度も言い、「念じ続ければ、必ず良くなるわ」と強く言いました。従妹はひたすら頷き、少し希望が見えてきたような表情に変わりました。

 私は思いました。「このような事は、電話を通して二言三言で伝えるものではないし、常人の誰かに伝えてもらえることでもない。直接一人人に言わなければならない。しかも、強い意志で述べなければならない。常人を期待していてはいけない。必ず自ら行なわなければならない」と思いました。私は電話が盗聴されるのを恐れる人心を放下し、もう1人の従妹に、そして、病院で隔離されている叔父と叔母にそれぞれ電話をしました。彼らに「他の事を何も考えないで、ひたすら『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と念じるようにすれば、必ず良くなります。必ず治ります!」と強く言いました。彼らは皆受け入れてくれました。

 今、叔父一家4人は病状が回復傾向にあり、精神状態もだいぶよくなり、希望が見えたように感じています。ここで、世間の人々を救い済度してくださる慈悲なる師父に感謝いたします。そして、苦心されて弟子を啓示してくださっている師父に感謝いたします。

 目下、コロナウイルスが猛威を振るっており、街には人影もなく、誰もが自分に危険があると感じて恐れており、町はまるで死の町となりました。人を救う緊急性を強く感じていながらも、恐怖心にも襲われ、観念が依然と強く、正々堂々と人々に直接に大法の真相を伝えることが出来ず、本当に焦っています。しかし、このような精神状態も正しくないと思いました。このような時こそ、落ち着いて心を静めて法を習い、しっかりと煉功をし、しっかりと正念を発して、絶えず自分を修めて自分の限界を突破し、そうして初めて、多くの人を救う事ができると私は悟りました。

 今度の災難は世間の人々に対する警告です。そして、私達大法弟子に対する警告でもあります。大法弟子は必ず法を学び、しっかりと煉功し、しっかり自分を修め、この特別な時期に、自らの精神状態を調整し、理性的で合理的な方法で大法の真相を伝え、人を救わなければならないと思いました。

 少しの浅い体得です。適切ではない所があれば、同修の慈悲なるご指摘を宜しくお願いします。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/2/10/400998.html)
 
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