【明慧日本2020年3月14日】河北省遵化市(じゅんか-し)東旧寨鎮の73歳の法輪功学習者・温志華さんは、2019年7月24日、遵化公安局国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官らによって家から連行された。12月の中旬頃、留置場に面会に行った家族は、温さんがすでに懲役2年の実刑判決を下され、石家荘女子刑務所に移送されたことを知らされた。罪名は「江沢民を告訴した」ことだったという。
温さんは遵化市東旧寨鎮温荘村の村民である。法輪功を修煉する前、温さんは家が貧しく、3000元(およそ4万5000円)の治療費を捻出するために、大変悩んでいた。ちょうどその頃、法輪大法が温荘村に広められ、温さんの夫が煉功拠点に病気治療のために送迎してくれ、法輪功を煉り始めた。その後、病気はすべて消えてなくなった。
2016年1月15日、温さんは「江沢民を告訴した」ことで連行され、不当に15日間拘留された。家族はこのために、900元の食費と1000元(およそ1万5000円)の罰金を支払わされた。そして、温さんは断固として「転向書」に署名しないために、政府の嘘の宣伝を信じている息子に殴られた。
2017年10月19日、温さんは東旧寨の定期市で真相を伝えた時に、中国共産党の嘘の宣伝を信じている人に通報され、東旧寨派出所の警官らに連行され、その後、遵化市留置場に移送された。そこでは、数人の警官らが温さんから採血した。また昼頃、温さんの家に行って家宅捜索を行なった。そのために温さんの夫は大変ショックを受けた。午後から、温さんは体調を崩したため、警官は家族から3000元を徴収し、夜になると村長と温さんの娘を呼びつけて、温さんを連れて帰ることを許した。
2018年4月26日、東旧寨派出所の警官らは遵化市検察庁の召喚状を持って、温さんの家にやって来た。その日、温さんが留守だったので、翌日、警官らはまた来た。温さんは入口の玄関のドアを開けなかったので、警官らは壁を乗り越えて、庭から侵入して家の玄関ドアを開けた。検察庁の人員は温さんに召喚状にサインをさせようとした。そして、弁護士を立ててくれると言ったが、温さんはそれを拒否した。署名をもらえなかった警官らは、最後に「署名しなければ、あとでお前は後悔するぞ」と言い放った。
2019年7月24日午前10時頃、遵化公安局、610弁公室、東旧寨派出所の警官らは、合同で温さんを連行し、唐山留置場に拘禁した。留置場から2000元を支払うようにと命じられた家族は、お金を届けに行ったが、温さん本人に会えなかった。12月中旬に、家族は再度留置場に面会に行った時、温さんはすでに懲役2年の実刑判決を言い渡され、石家荘女子刑務所に移送されたことを初めて知らされた。罪名は「江沢民を告訴した」ことだった。