河北の60歳の蘇艶英さん 懲役3年を宣告される
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 【明慧日本2020年1月13日】(河北省=明慧記者)河北省廊坊市の法輪功学習者・蘇艶英さん(60)は、2019年12月24日に裁判にかけられ、12月31日に懲役3年の実刑判決に加え、2000元(およそ3万2000円)の罰金を科された。

 2019年9月27日午前、蘇さんは外に出かけて法輪功迫害の真相を人々に伝えた際に、廊坊金橋派出所の警官らにより連行された。午後、警官らは家宅捜索を行ない、パソコン、プリンター、法輪功の書籍などの私有物を押収した。その後、蘇さんはずっと廊坊留置場に拘禁されている。

 その後、蘇さんに関する資料は廊坊市安次区検察庁に提出された。検察官・呉暁芹は積極的に法輪功学習者の迫害に参与し、今まで多くの法輪功学習者が呉暁芹の手を通して裁判所に起訴された。今回も、間もなく蘇さんの案件が安次区裁判所に引き渡されるが、担当の裁判官は張鳴という人物だ。ここ数年、張鳴は現地の多くの法輪功学習者に対して、判決を下してきた。

 2019年12月24日午後2時過ぎ、蘇さんは裁判にかけられた。家族は蘇さんのために弁護士に依頼した。

 法廷で、蘇さんの弁護士は根拠に基づき、無罪であると弁護をしたが、その場にいる在席者は静かにこれを聞いており、弁護士の話を断ち切る者や反駁する者はいなかった。

 最後に、裁判長は「結果は後日に出す」と裁判を終了させた。

 蘇さんの夫は正義感があり、何度も金橋派出所に行き、蘇さんの解放を要求した。初めて行った時、警官は横暴な態度で、法輪功を学んだら云々と言ったが、蘇さんの夫は少しも恐れず、憤慨した様子で「あなた達は法輪功ってどういうことなのか知っていますか? はっきりと分かりますか? 妻に何かあったら、あなた達を徹底的に追及しますから!」と論争した。それ以来、夫が派出所に行くと、警官はきちんと対応するようになった。

 裁判の時に、蘇さんの夫の傍に3人の警官らが配置され、左右と後ろに1人ずつ配置された。

 蘇さんは法輪功を学んだ後、「真・善・忍」の基準で自分に要求し、心遣いをして至れり尽くせりに90代の姑の世話をした。姑は牛肉が好きであったが、歯が悪いため噛めないので、蘇さんは牛肉を柔らかく煮込んで一口一口食べさせた。時には、姑が食事をする時に突然テーブルの上に噴き出したりしたが、蘇さんは嫌がる表情を一切見せなかった。時には、姑は大便をズボンの中に漏らしたが、恥ずかしくて口では言えず、そんな時、蘇さんはすぐに入浴を勧めて手伝い、清潔な服に着替えさせた。

 しかし、2019年12月31日に、廊坊市安次区裁判所はこんな優しくて善良な蘇さんに対して、懲役3年の実刑判決を下し、2000元の罰金を科した。蘇さんの夫は非常に憤慨して、今、控訴の準備をしている。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/1/3/398525.html)
 
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