河北省の学習者・靳殿隆さん 薬物で迫害され死亡
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 【明慧日本2019年11月28日】河北省深州市の法輪功学習者・靳殿隆さん(男性)は2010年6月、2年の労働教養処分から家に戻ったが、拘禁された期間中に不明薬物を飲まされたため、脳神経が破壊されて寝たきりになった。数年来、靳さんは地元の警官らに嫌がらせをされ、写真を撮られた。2018年10月20日、長い間恐怖の中にいた靳さんの病状は悪化し、他界した。享年68歳であった。

 靳さんは1950年生まれ、深州市王家井鎮靳家村に在住者である。1998年の春、法輪功を学び始めた。その前の靳さんは高血圧、鼻炎、目の病、足のむくみなど多種の病気を患い、そのため薬物依存していた。さらに靳さんの目は物がはっきり見えず、病院で治療しも治らなかった。村の医者としての靳さんは自分の病状の深刻さがよくわかっており、とても苦しんでいた。

 1998年、靳さんは法輪功を学び始めた。しばらくすると、すべての病状がなくなった。血圧は正常になり、足も痛くなくなり、鼻炎も治り、目もはっきりと見えるようになった。もう病痛がなくなり、気持ちも晴れ、人に会うたびに法輪功と創始者への感謝の気持ちを伝えた。

 しかし、1999年の7.20以降、中国共産党による法輪功への迫害が始まった。靳さんは数回にわたって身柄を拘束されて拘禁され、労働教養処分に処せられた。2000年8月、靳さんは警官らに身柄を拘束され、地元の鎮政府に3日間拘束され、その上、3000元(およそ4万6000円)をゆすり取られた。

 2001年1月、靳さんは深川市留置場に1カ月拘禁され、2500元(およそ3万9000円)のゆすり取られた。その後、王家井鎮派出所に移送され、さらに3000元をゆすり取られた上で、家に帰された。

 2008年7月17日の昼12時ごろ、靳さんと妻の靳良玉さん2人は警官らに身柄を拘束された。警官は家中を家宅捜索し、法輪功の関連書籍、レコーダーなどの私物を押収した。ある村の女性の村人は、靳さんが医者でいつも患者の立場で考えてくれている。このような良い人が連行されることに不満を述べた。

 靳さんは深川市留置場に拘禁され、法輪功を続けるという理由だけで邯鄲留置場でひどく迫害され、2年の労働教養処分に処せられた。その期間、靳さんは長時間にわたって苦しい肉体労働をさせられたため、血圧が220mmHgに上がり、両目は真っ赤になった。それでも夜10時まで残業させられ、毎日血圧を下げる薬を飲ませられた。靳さんはまた不明な薬物を投入され、脳神経に大きなダメージを与えられた。

 2010年6月、靳さんは家に帰されたが、家族から見れば精神異常が見られ、話の筋道がおかしく、物事を判別できなくなり、両足に力が入らず、ちょっとした事でも恐怖心を抱き、恐れていると言う。しばらくしてから、靳さんは寝たきりになり、身の回りの生活が一人で出来なくなった。病院では脳萎縮と診断され、原因は不明である。

 その苦しんでいる期間中でも、地元派出所の警官らによく嫌がらせをされ、取り調べられ、写真撮影などされた。その結果、靳さんはずっと恐怖の中で生活し、病気は悪化した。2018年10月20日に、他界した。享年68歳であった。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2019/11/7/395532.html)
 
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