文/中国の大法弟子
【明慧日本2020年3月14日】最近、新型コロナウイルスの疫病が中国で広く蔓延している。中国政府の公式発表によると、2月15日の24時時点で、中国本土で57,416人の症例が報告されています。死者は1,665人でした。日本、シンガポール、タイ、台湾、韓国、米国、ヨーロッパ、オセアニアを含む20カ国以上の人たちが新しいクラウン肺炎患者と診断されました。
疫病に対して、法輪功学習者は世間の人々に「常に『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と念じると、疫病を避けられます」と教えている。気功や修煉を理解できない人の場合「これは迷信ではないか?」と思うかもしれない。法輪功学習者の中には昔、重病にかかった人がいたが、これらの人は修煉を通して回復している。また、一部の修煉していない人は「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と念じて、福報を得た。これらの事例は、明慧ネットで多く紹介されている。
私は科学の面から法輪功を通して、病気を取り除き、体が元気になる原因について少し研究してみた。
新型コロナウイルスの疫病は、中国古来の医学理論から見れば「邪気」に属す。昔の中国人はどのように疫病を防止したのだろうか? 『黄帝内経』(こうていないけい)の「刺法論」には以下の内容が記されている。
中国語原文:
帝曰:余闻五疫之至,皆相染易,无问大小,病状相似,不施救疗,如何可得不相移易者?
岐伯曰:不相染者,正气存内,邪不可干。
日本語訳文:
黄帝(※注1)「私は五疫(ごえき:さまざまな要因による伝染病、疫病)が発生すると、人々に感染して、大人も子供も共に同じ病状だと聞いていますが、もし外部からの治療法が使えない時、他にどうやって人々に伝染しないようにすることができますか?」
岐伯「伝染しない者は、正気が内に満ちているので、外部からの邪気が侵入できません」
多くの中国人はこの言い方について理解できない。なぜ「正気が内に満ちているので、外部からの邪気が侵入できません」なのだろうか? 古人の疫病に対抗する方法は「迷信」ということなのか?
考証によって『黄帝内経』の中の「気」について、古人はまた「炁」(け)といい、現代科学が称する「空気」ではなく、宇宙に存在する「形もないし、象(イメージ)もない」という物質である。この物質が何の役に立つというのか?
師父は「人体は修煉を通して、この物質のエネルギーを活かせば、人体の状況を変え、病気治療と健康増進に至らすことができます」、また「煉功の高い次元に達する人から発せられるのは、気ではなく、高エネルギーの固まりであり、光の形で現れる高エネルギー物質であり、粒子は非常に細かく、密度が非常に高いものです。これが功で、この時になってはじめて常人は制約作用を持つことができ、人の病気を治療することができるようになります」 [1]と説かれている。これによって、古人が称する「気」は物質だけではなくエネルギーも伴い、また高エネルギー物質に転化できるのだ。
つまり「正気」自体は正のエネルギーで「邪気」自体は負のエネルギーである。例えば、風、寒、暑、燥、火、あるいは目に見えないウイルス、細菌などは、すべて古人が言う「邪気」に属する。「正気」のエネルギーは「邪気」のエネルギーに対抗できる。だから、岐伯は「正気が内に満ちているから、外部からの邪気が侵入できません」と言うのである。
現代医学が知っているウイルスの範囲は50nm~100nm(※注2)。その構造は蛋白の殻(カプシッドcapsid)がある形の核酸(DNAまたはRNA)を包んでおり、その中に細胞を破壊する仕組みがある。一般的なウイルスを除去する方法は、紫外線(波長は10nm~400nm)を使ってウイルスを殺すのである。そして紫外線の一つの光子は大量のエネルギーがあり、細菌やウイルスの核酸を破壊することができる。核酸は破壊されると、核酸の仕組みも破壊され、ウイルス自体の功能がなくなる。
夏になると、人々は良く半袖の服を着る。皮膚は太陽の光に照らされて、熱いと感じ、さらに痛くなる。これは紫外線のエネルギーが、皮膚の細胞の蛋白質を変化させるためである。
気功の功は、この光のような高エネルギー物質である。この物質は、可視スぺクトル(目に見える発光スペクトルや吸収スペクトル)の範囲以外のため人間の目には見えないが、放射性物質であるため、菌を殺す作用があるのだ。
2003年、ある科学者は法輪大法(または法輪功という)の煉功のエネルギー場について、生物医学の実験を行なった。この実験は心筋細胞の研究技術を利用して、法輪功の煉功場が心筋細胞の収縮力を強めることを発見したことばかりではなく、科学領域にまだ知らないエネルギー物質が存在することを証明した。
実は、筋肉の生理生化の常識によると、筋肉細胞の収縮力の増強について、余分な生物化学エネルギー(例:ATP、カルシウムイオンなど)、あるいは物理的なエネルギー(例:熱量、電磁気力など)の供給が必要です。しかし、この実験の中にこのようなエネルギーはないのである。単純に法輪功学習者は、第二式の功法を煉功して、法輪を抱えた両手が細胞の両側に加持するだけである。通常の如何なるエネルギーをも追加していない条件下で、細胞の収縮力が増強したことは、法輪大法を修煉している間に、科学上に未知のエネルギーが生物システムに作用して、生物システムの活性化を増強した。
この実験の結果は、法輪大法が生物システムに不思議な有益性があることについて、科学上の根拠を提供したばかりではなく、法輪大法の煉功を行なうことにより、エネルギー場が現れることをこの科学実験で実証されたのである。
2005年4月14日、山東省済南市の某会社は、造影剤を使用した超音波検査法(micro-flow digital imaging)の機器を使って全社員に健康診断を行なった。
社員の中に1人の法輪功学習者がおり、この学習者を検査した時、顕微鏡のスライドグラス上の血液の生細胞の分布は非常に均等で、細胞は非常に活発で、各細胞が素早く回転でき、間質細胞間に沈着がなく、有刺細胞がほとんどないことを示した。さらに不思議なのは、すべてのセルの周囲には、内側から外側に向かって紫色、青色、黄色、白色のハロー(光りの輪)があった。パソコンのスクリーンから見ると、つやつやして透明で、きらきらと光り輝き、非常に美しく、幹細胞の分布も均等で、沈殿物もなかった。
しかし、普通の人なら、生細胞スライド内の細胞は非常に不規則で、運動性が悪く、視界には多くの破片や黒い円、黒い斑点、堆積物があり、また、各セルの周りに黒い円がある。幹細胞検査により、乱雑で暗い結果が示された。これらの現象は法輪大法の玄妙と超常を実証した。常に「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と念じれば、同じように正のエネルギーと繋がり、不思議な効果が現れるはずである。
現代科学の実験には、人間の念力が周りの物質を変えることができ、外部の物に変化させられることを実証した。2016年、米国のある雑誌に『悪い気持ちは毒素を生成する』という記事が掲載された。この記事によって「人間の悪念によって、生理的な化学物質の変化を引き起こさせ、血液の中にある毒素を生成します。人が通常の心理状態の場合、非常に冷たいカップに口から息を吐く時、コップの壁に透明な物質に冷却します。もし、人間が恨みや、怒り、恐怖、嫉妬などの気持ちの場合、コップの壁に冷却した物質が異なる色に現れます。この物質を化学分析して、人間のマイナスの思惟が人間の体に毒素を生成します」。逆に言うと、常に「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と念じると、私たちの体の中に『黄帝内経』の中の「正気」を生じさせるのだ。
いろいろな科学実験によって、人間が善念を持つ場合、常に正の考えや話をしていて、正のエネルギーを生じさせ、常に「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」を念じると、自分の体に積極的な影響を与える。これは自分の体の「正気」を向上させることについて、もっとも早い、もっとも有効的な方法である。
明慧ネットに、2013年9月21日と2020年1月25日には「2003の重症急性呼吸器症候群(SARS)の間に『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』を念じた人が流行のSARSを避けた」の案件を掲載した。2020年2月5日にも、武漢の新型コロナウイルスの患者が「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」を念じて、治った例も掲載している。
だから、常に「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」を念じて疫病が治ることは、迷信ではなく真の科学である。これは、すでに科学実験や、数え切れないほどの法輪功学習者が自らの経験で実証した。危難を乗り越える中国人は試してみよう。
(※注1)黄帝は、神話伝説上では、三皇の治世を継ぎ、中国を統治した五帝の最初の帝であるとされる。また、三皇のうちに数えられることもある。 -Wikipedia
(※注2)ナノメートル(nanometre、記号: nm)。国際単位系の長さの単位で、10−9メートル (m ) = 10億分の1メートル。 1 nm = 0.001 µm = 0.000001 mm -Wikipedia
注:
[1] 李洪志師父の著作:『法輪功』「第一章 概論 二、気と功」