【明慧日本2020年3月19日】江蘇省蘇州市70代の法輪功学習者・季桂珍さんは、2019年9月23日に蘇州工業園区の派出所の警官らにより連行された。その後、保釈されて裁判待ちの状態になったが、先日、呉江区裁判所から「審理中止」という裁決取り消しの知らせが届いた。
2019年9月23日午前9時30分頃、蘇州工業園区のある派出所の私服警官らが、いきなり季さんの古い住宅に押し入り、中の3人が季さんが動かないように季さんをしっかりと掴み、2人は室内の様子を撮影した。そして20人くらいの私服警官らが外から室内に入って、タンスや戸棚をかき回し、隅々まで調べ上げ、法輪功の関連書籍50冊以上、法輪功の真相資料40冊以上、パソコン本体1台、プリンター1台、A4用紙3箱、TFカード5~6枚を押収した。置いてあった季さんの生活費の500元(およそ8000円)を押収した。1時間以上家宅捜索をした後、季さんをパトカーに引きずり込んで、派出所まで連行した。
派出所で、警官らは季さんに「蘇安新村へ何をしに行ったのか」と質問すると、季さんは「『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』というポスターを貼りに行ったんです。法輪功の素晴らしさは全世界からも公認されている。あなた達は法輪大法に対して犯罪を犯さないように」と返事した。
警官らは季さんに押印を強要した後、季さんを拘束して、「裁判待ち」の保釈の手続きをした後で、夜の8時に季さんを家に帰した。
2019年10月24日午後、季さんは警官に検察庁に連れて行かれ、季さんの書類が検察庁に提出されたことをここで初めて知った。
先日、季さんは呉江裁判所からの裁決書1通を受け取った。それは「当裁判所は本案件の審理の過程で、このまま審理継続が不可能なことが原因で、長い間本案件の審理が継続できず、よって『中華人民共和国刑事訴訟法』第206条第1款第4項の規定により、下記の通り裁決した。本案件の審理を中止する」という内容の裁決書だった。