大連市の80代の女性学習者が迫害され死亡
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 【明慧日本2020年3月26日】遼寧省大連市沙河口区に住んでいた法輪功学習者・蔡淑潤さん(80代女性)は、2016年に沙河口駅の近くで法輪功の真相資料を配布していた際、いきなり複数の警官らによりパトカーの中に引きずり込まれ、連行された。当時、多くの通行人らは見ていられなくて、次々と警官らの野蛮な行為を阻止した。警官らは仕方なく蔡さんを手放して、蔡さんのバッグだけを奪って立ち去った。蔡さんのバッグの中に数枚の法輪功の真相資料や自宅のドアの鍵、老年証明書などが入っていた。バッグを奪われて、蔡さんは生活するのに大変困った。

 1週間後のある日、現地の派出所の警官ら4、5人が、いきなり蔡さんの家に押し入り、家宅捜索をした。蔡さんはショックを受けた。さらに、当局からの迫害を恐れていた子供たちに、よく文句を言われたり指摘されたりして、精神的に限界になり、健康状態がますます悪化し、連続して3、4カ月の間家を出ていなかった。

 2017年9月1日、住宅区の中国共産党員幹部と1人の派出所の警官は83歳の蔡さんの家に入り、嫌がらせをしたり、写真を撮ったりした。今回、蔡さんの娘は正々堂々と警官らを拒否した。「母は法輪功を学んで健康になりました。こんな高齢なのに子供に面倒を見てもらうことも要らないのですから、私達は母を支持します」と娘が言った。警官は娘の話を聞いて、立ち去った。

 派出所から何度も嫌がらせを受けた蔡さんは、重圧とプレッシャーに耐えられず、健康状態がますます悪化し、階段を下りられなくなり、終日、家の中で時間を潰すようになった。その後、トイレにも行けなくなり、子供に面倒を見てもらう必要があるようになった。体がますます衰弱していき、2019年4月18日に他界した。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/3/21/402744.html)
 
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