【明慧日本2020年4月6日】(中国=明慧記者)最近、中国の操業が再開されたことにより、大規模な外資系の貿易会社で、故郷に戻らず仕事をした多くの人の話によると、「会社の上層部の人達の考えでは、現在の注文先のほとんどが外国で製品検査も厳しく、検査で合格するには中国の国内と違い、なかなか厳しいものがある。だから彼らは一時的に検査をパスしたり、外国人が大量注文をすることを期待しなくなった。そこで考えたのは、大金で協力会社を買収して商品を中国周辺国へ密輸し、その国名のラベルを貼り、生産地を偽装してから輸出することにした」という。
つまり、海外の消費者が各国で買った品物の中身は、ラベルに「タイ」や「シンガポール」などの周辺国を生産地として書いた商品の多くは、中国で製造されたものであるというだ。
多くのネットユーザーがチャットの中で、これは決して、わざと大げさな表現をして、人に強い関心を持たせることではなく、陰で、多くの小グループがこの事についてささやいている。
水際の税関検査は形式ばかりで、何の役にも立たない
以前、ある貿易加工会社で働いている多くの人達は、経営者やその家族の人が皆、裏で密かに「現在の材料検査はみな偽装ばかりで、税関に送られた品物と実際の輸出品とは中身が全く違うものである」とささやいた。
さらに気をつけなければいけないことに、二十数年の売買と操作により、すでに、欧米諸国とのさまざまな規則や人脈、および各専門領域の国際組織の規則を身につけていることである。それと同時に、欧米諸国はコストを節約したくて、左派の推進をも請け負っている。これが原因で、中国業界の専門家が予測した、つまり「仕事を再開した後、欧米の税関の検査は、中国共産党が統轄している区域の製品に対して、引き続き利便性を提供することによって、さらにたくさんの偽の情報を付け加えることになるだろう」ということである。