【明慧日本2020年4月12日】浙江省温州市楽清の法輪功学習者・黄慶登さん(82)は、2019年に妻の陳娥英さんと共に連行され、今年3月12日、黄さんは楽清裁判所により懲役7年の実刑判決を下された。そして数日後に、妻は解放された。
黄さん夫婦は楽清市虹橋鎮の村の人で、以前は病気だらけで、何度も命の危険に晒され、「もう治らない」と医師に診断された。1998年に法輪功を修煉した後、すべての病気が治った。法輪功は黄さん夫婦の命を救った。
2019年4月17日午前、楽清市公安局の警官らはいきなり黄さん夫婦の自宅に押し入り、家宅捜索を行ない、多くの個人財産を押収した上に、黄さん夫婦2人を連行した。
1999年以来、黄さん夫婦は何度も連行され、拘禁された。2004年10月、黄さん夫婦が家事をしていた際に、十数人の警官らがいきなり押し入って来て、「30分程度、話がある」という口実で黄さんを連行した。黄さんは「どこの部署だ、連行の許可書はあるのか?」と警官らに尋ねても、返事はなかった。
2006年1月12日午後4時ころ、黄さんは家で片づけをしていた際に、突然5人の警官らが押し入って来て、黄さん夫婦を自宅の1階に連れて行った。しばらくして、さらに数人の警官らがやって来て、身分証や許可書などを呈示したが、そこには誰もいなかった。警官らは3階の黄さん宅に移動し、長時間かけて家宅捜索をした。その後、4人の警官は黄さんをパトカーに引きずり込み、ほかの5人の警官は妻をパトカーに押し込み、派出所まで連行した。
派出所に着いた後、黄さんは「なぜ俺を連行したのか」と尋ねたところ、警官は「お前の家族の誰かが煉功しているのを見たという通報があった」と答えた。しばらく話をしたあと解放されたが、家に戻ると、家の中はめちゃくちゃにひっくり返されており、現金8千元(およそ12万3000円)がなくなっていたことに気付いた。警官らは家宅捜索の際に、泥棒のようにお金を密かに着服していた。
2011年5月、黄さんは孫を幼児園に送って家に戻った途端に、十数人の私服警官らに連行された。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)