【明慧日本2020年4月22日】(吉林省=明慧記者)吉林省徳恵市の法輪功学習者・肖永芬さんは懲役7年の実刑判決を宣告され、吉林省女子刑務所で残忍な迫害を受け、亡くなった。遺体は2020年2月1日に火葬された。家族が1月31日午後4時頃、刑務所から電話をもらい、肖さんは歯磨きをして顔を洗っていた時、突然倒れ、今救急手当を受けていると伝えられた。十数分後、刑務所側はまた電話をかけてきて、救命処置を行なったが、死亡したと言った。
情報筋によると、家族が吉林省女子刑務所に着いた時、警官らは非常に緊張していた。家族が肖さんの遺体を見た時、遺体はすでに整形されていた。家族は肖さんの顔が赤く腫れているのを見たが、刑務所側は肖さんがうがいの時に転んだせいだと言った。家族はよく分からなかったので、遺体の検査結果や時間、場所、救命処置の人員などを含む一切の詳しい事や経緯を聞いておらず、また、刑務所で倒れた当時の様子やその後の様子を写した監視ビデオを見ることを要求していなかった。そして、遺体は死亡の翌日の2020年2月1日に、すぐに火葬された。
肖さんの死因には疑問点が多かった。実際の所よく考えてみると、刑務所の言い分は、責任逃れと犯罪行為から逃れるために、常套手段を使って言い逃れをしていたのである。
肖さんは1956年12月29日の生まれで、吉林省徳恵市五台郷盧家村4社に在住する。2017年9月24日、夫の孫桂昌さんと一緒に五台郷の団地で警官らに連行された。
2018年5月11日午前9時、徳恵市裁判所は孫さん、肖さんに対して裁判を行なった。2人はすべての罪名を認めなかった。肖さんは次のように述べた。「法輪功の書籍が良い人になるように教える宝典であり、法輪功の真相資料は災難から逃れて平安を保つために、どうすればよいかを人々に教えている。それは『偽、悪、闘』を捨て、『真・善・忍』を覚えれば、命を保つことができる」
法廷審理はおよそ1時間30分行なわれた。孫さんが審理された時に、家族は孫さんの数本の歯が打ち落され、聴力も悪くなり、非常にやせ細っていたことに気付いた。連行されて拘禁される前は、孫さんはとても元気で歯も完璧にそろっていた。その後、肖さんは身体と精神状態がよくないので解放され、居住での監視となった。
2018年7月28日、吉林省公安庁と徳恵市五台郷の警官らは五台郷3社に在住する肖さんの娘の家に侵入し、家にいた肖さんを連行した。のちに、肖さんを長春市某病院に送り、もっと迫害しようと図った。また、肖さんは610弁公室の人員らによる酷い迫害を受け、徳恵市留置場に移送されて拘禁された。
その後、肖さんは懲役7年の実刑判決を下されたが、控訴しても原審維持を宣告された。肖さんの健康上の原因で、吉林省女子刑務所が一度受け入れを拒否したが、徳恵市裁判所は入所することを強要した。そして、肖さんは吉林省女子刑務所に収監された。
拘禁の期間中、肖さんは迫害で自由の利かなくなった身体が原因で、障害者の管区に拘禁された。家族は肖さんの安否を心配し、数回お金と衣服を持って面会に行った。今年の元旦の前後に、家族も2回肖さんを見舞いに行った。その時、肖さんは精神状態もよく元気で、特別に変わった症状はなかった。
しかし、わずか1カ月後の2020年1月31日午後4時ごろ、家族は刑務所から電話を突然もらった。肖さんが歯磨きや顔を洗っていた時に突然倒れ、今、救急処置を受けていると伝えてきた。その十数分後に、刑務所はまた電話をかけてきて、救命処置を行なったがダメで、死亡したと言った。肖さんはまず刑務所に救急搬送され、その後に、病院に移送されたという。そして、病院に着かないうちに、肖さんは亡くなった。その間の所要時間は30分もかかっていなかったという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)