【明慧日本2020年3月4日】吉林省徳恵市五台卿の法輪功学習者・肖永芬さんは懲役7年の実刑判決を下され、2020年1月31日に長春蘭家刑務所で迫害されて死亡した。遺体は2月1日に早々に火葬された。
家族は1月31日午後4時過ぎたと頃に刑務所から電話を受けた。「肖は歯磨きや顔を洗っていた時に転んでしまって、救急手当を受けている」という連絡が入った。しかし、十数分間後にまた、「救急手当を受けたが、死亡した」という電話を再度受けた。刑務所側の説明では、まず監獄区で救急手当を受け、その後に病院に運ばれて、病院に着く前の道中で死亡したという。そして、転んでから死亡まで30分もなかったという。
肖さんと夫の孫桂昌さんは、2017年9月24日に押し入って来た警官らに連行され、家宅捜索を受けた。孫さんはまず徳恵拘留所に送られて5日間拘束され、その後、留置場に移送されて拘禁された。肖さんは長春第二留置場に入れられそうだったが、身体検査で不合格のために翌日解放され、居住での監視となった。
2018年2月28日午前10時過ぎ、五台派出所の某警官が肖さんを車で病院へ連れて行き、身体検査を行ない、その後、長春第四留置場に送ったが血圧が高く、しかも、右足の足首の骨が潰瘍していたために、留置場に受け入れを拒否された。警官はやむを得ず、肖さんを家に戻した。その時点では、もうすでに午後10時を過ぎていた。
2018年5月11日午前、徳恵市裁判所は孫さん、肖さんに対して裁判を行なった。孫さん、肖さんはすべての無実の罪名を否定した。法廷で見た孫さんは歯が何本か抜け落ち、聴力も悪くなり、すごく痩せていたことに家族は気付いた。連行される前には孫さんはとても元気で、歯も完璧にそろっていたという。
その後、孫さんも肖さんも懲役7年の実刑判決を下された。2018年7月28日、娘の家にいた肖さんは連行され、同年11月に、吉林省女子刑務所に収監された。
2020年1月31日に、肖さんは長春蘭家刑務所で冤罪の晴れぬまま、死亡した。
肖さんは以前、長春黒嘴子労働教養所で収容されたことがあり、そこで高血圧、糖尿病、足首の潰瘍などが発生した。その後、吉林女子刑務所に移送された。そこで、死人ベッドに縛り付けられ、ごく小さな手のひら大の椅子に長時間座らされ、睡眠を剥奪され、スタンガンで電撃され、殴打され、縄で絞められるなどの残酷な拷問を受け続けた。