吉林舒蘭市の70代の夫婦に不当判決8年以上
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 【明慧日本2020年1月9日】2019年12月24日、吉林省舒蘭市南城派出所の警官、国家安全保衛大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官、当地域の政府事務所の役人および船営区裁判所の人員で合わせて4人が、2019年12月24日に法輪功学習者・于洪福さんの家を訪れて、判決書を届けた。于さんは懲役8年6カ月の実刑判決を受け、罰金1万元(およそ15万6000円)を科され、妻の初玉珍さんは懲役9年6カ月の実刑判決を受け、罰金1万元を科された。判決書の日付は2019年11月29日と記載されていた。于洪福さん夫婦はこの判決を不服として控訴したが、控訴は判決後10日間以内にしなければならなかった。しかし、判決書が届けられたのが、12月24日であったため、控訴できる期限はとっくに過ぎていた。

 于洪福さんは今現在、舒蘭市留置場に拘禁されており、妻の初さんに医療を受けさせるために、一時出所することを許可されて帰宅した。

 夫婦2人は何回も連行され、酷く迫害された

 2010年8月3日、農村へ真相を伝えに行った于さんは帰宅途中で、現地派出所の警官らにより連行され、酷く殴打され、15日間身柄を拘留された後、1年6カ月の労働教養を強いられた。労働教養所に移送された際に、心臓発作をいきなり起こしたため、労働教養所側から受け入れを拒否されて、帰宅できた。

 2016年11月13日朝6時ごろ、于さん夫婦は家に押し入って来た派出所の警官と国家安全保衛機関の警官により連行され、家宅捜索を受けた。その際に、パソコン、プリンター、携帯電話、銀行の通帳および他の個人財産を警察車両2台に詰めて押収された。現金1万30元(現地30代のサラリマンの2カ月分の給料の金額に相当する)も没収された。

 妻の初さんは当時何種類かの病気が診断できたため留置場に受け入れを拒否されて帰宅した。于さんは2カ月以上拘禁された後、保釈された。

 夫には不当な判決懲役8年6カ月、妻には懲役9年6カ月

 2019年6月5日朝7時過ぎに、南城派出所の警官らは朝市で于さん夫婦を連行した。その後、家宅捜索を行ない、法輪功の関連書籍や多くの真相資料、個人財産を押収した。

 初さんは拘禁されていた期間中に、体調が崩れて歩行ができなくなり、体に紫のできものができ、2人に24時間看護された。警官が娘に電話して医療を受けさせるために釈放をさせたが、現金5千元(およそ7万8000円)を強要し、10月12日に初さんは帰宅した。

 于さんも留置場では元気がなく、心筋炎や高血圧症を発病して、ものが見えなくなった。留置場の警官は毎日、于さんに薬を飲むことを強要し、監視した。

 11月12日午前、吉林市船営区裁判所の裁判官が舒蘭市に駆けつけ、于さん夫婦2人に裁判を行なった。そして11月29日、于さんに懲役8年6カ月と罰金1万元、妻の初さんには懲役9年6カ月と罰金1万元の重刑を科した。

 医療を受けさせるために、初さんは半年の出所を許可されたが、警官らは常に初さんの家を訪れては、嫌がらせをして、健康診断に行くように常に督促した。それは早く初さんを、再び留置場へ収監することを企てていたからである。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/1/3/398519.html)
 
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