吉林通化市のエンジニア張朝彬さん 不当判決
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 【明慧日本2020年2月20日】吉林省通化市政治法律委員会および610弁公室は、2014年9月2日に西山洗脳班を作り、各区の警官ら30人以上を派遣し、法輪功学習者とその家族の身柄を拘束した。張朝彬さんはその内の1人である。9日間拘禁され張さんは健康状態が悪くなり、一時出所できた。しかし、5年後の2019年6月30日、張さんに対して再び開廷された。同年12月2日、柳河裁判所に懲役3年、執行猶予5年の不当な判決を宣告された。

 張さんは通化市鉄路の元エンジニアである。1995年、張さんはひどい心臓病、不眠症、左肘に滑液包炎を患い、妻の宋玉華さんは脳卒中を患って、漢方医と西洋医に大金を使ったが治せなかった。同年5月、法輪功を学び始めた2人は全ての病気が完治し、職場と家族への負担を減らした。

 2014年9月2日、通化市政治法律委員会、610弁公室、東昌区政治法律委員会および610弁公室、各派出所の警官らは夜明けの3時から学習者を見張っていた。朝の6時ごろから、学習者30人以上とその家族を不当に連行した。張さんを含む13人の学習者は長流留置場に拘禁された。ほかの12人の学習者は趙麗華さん、張淑華さん、李秀英さん、丁麗娜さん、劉暁娜さん、李秀紅さん、尹桂春さん、朱亜先さん、朱亜萍さん、杜国林さん、ホウ増徳さん、単広忠さんである。さらに、学習者12人は西山洗脳班まで連行された。その学習者12人は秦秀麗さん、侯慶華さん、李占武さん、李月華さん、趙桂花さん、楊本林さん、徐洪軍さん、曲暁飛さん、王玉書さん、王麗君さん、楊玉霞さん、王淑梅さんである。

 現在、60代の張さんは身体検査で心臓に左脚ブロックがあるため、受け入れを拒否された。しかし、公安局の指示で9日間留置場に拘禁され、残酷な拷問も受けたが一時出所できた。

 家にも帰れず、放浪生活を余儀なくされた張さんは、心身ともに大きなダメージを受けた。一方、張さんの妻は2013年2月26日に無念な思いを晴らせないまま、死亡した。

 2019年6月末、通化市東昌区国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の隊長は、張さんの息子に父親を出すように脅迫した。30日、張さんは柳河裁判所まで連行され、同年12月2日、不当に開廷された。

 一方、2007年4月、張さんの妻・宋玉華さんは自宅で老站派出所の警官や東昌区公安局、国内安全保衛大隊の隊長・荊貴権に身柄を拘束され、法輪功の書籍、現金などの私物までも押収された。

 宋さんは通化市長流留置場に拘禁され、警官に次から次へと尋問された。また、24時間睡眠を剥奪され、食事を禁止されるなどで苦しめられ、家族も職場から除名すると脅かされた。元気だった宋さんは、留置場に4カ月間拘禁されている中で、全ての歯が抜け落ち、白髪になり、ひどい心臓病の病状が現れた。体重は60キロから40キロまでに痩せた。

 宋さんは懲役3年、執行猶予5年の不当な判決を宣告された。息子は母親を救いたい気持ちが強く、荊貴権に2万元(約31万5000円)をゆすり取られた。

 執行猶予の期間中に、派出所の警官・王永清、コミュニティの書記、主任などが、宋さんによく嫌がらせをしたり、脅迫したりした。宋さんは毎月「思想報告書」を書かされ、精神的に大きなプレッシャーを受けた。

 その結果、宋さんは健康状態が悪化し、2013年2月26日に死亡した。

 ここ数年間、張さんの一家は大きなプレッシャを受け、心身ともに傷付けられ、経済的にも大きな損害を負った。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/2/12/401092.html)
 
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