吉林榆樹市の学習者2人 すでに1年間不当に拘禁
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 【明慧日本2020年2月19日】吉林省榆樹市(ゆじゅ-し)法輪功学習者・王鳳娟さん(52歳女性)と白麗君さん(58歳女性)の2人は、すでに1年間拘禁されている。その期間、罪に陥れられ、不当に開廷されたが、現在の状況は不明である。2020年2月9日、白さんの家族は「白さんの情報は何もない」と困惑の気持ちを語った。

 2019年2月11日、王さんはケーキ屋に行く時に尾行され、店内で榆樹市正陽派出所の警官ら11人により身柄を拘束された。4台のパトカーのうちの1台は見張りをする監視車で、4台のパトカーが4カ所の交差点で待機していたという。店長の白さんも一緒に連行され、2人とも法輪功の関連書籍などの私物を押収された。

 王さんと白さんは5日間拘束されてから留置場に移送された。十数日後、検察庁から2人への逮捕状が発付された。2019年7月に、2人はまた別の徳恵市留置場に移送された。

 白さんの家族は弁護士を雇った。その弁護士は徳恵市検察庁でこの案件を確認し、法律に基づき案件の撤回を要求した。裁判官は反論できず、案件を裁判所に戻した。弁護士は市の裁判所を訪ねて無罪であると弁護をしたが、市裁判所は法律を無視し、弁護士の無罪弁護を拒否した。

 2人とほかの学習者・樊雲鵬さんは、2019年8月8日に市裁判所によって開廷された。樊さんは2019年9月20日、秘密裏に懲役2年6カ月の不当な判決を宣告された。

 白さんの家族は白さんが2019年9月18日に開廷されると聞いた。商売が多忙で、2人の孫の面倒を見なければならないなど、分身できない家族は慌てて、コネを使い、9月16日に裁判官・王に1万元(約16万円)をあげた。王から1万元があれば、6カ月減刑できると聞いたからである。王は白さんに会って罪を認めるよう要求したが、白さんは無罪だと主張したため、この案件は進められなかった。通常であれば、白さんの案件は旧正月が明けてから判決が出るはずだった。2020年1月上旬に、弁護士は徳恵市留置場へ面会に行ったが、この案件の結果はまだ出ていなかった。情報筋によると、当時の裁判官・王はすでに逮捕されていた。家族は王に賄賂を渡したことを後悔しているという。

 そして、王さんと白さんは今でも徳恵市留置場に拘禁されている。

 白さんは回族で、1999年以前に法輪功を学び始めた。1999年7.20の江沢民グループによる法輪功への迫害が始まってから、白さんは一時、法輪功をやめた。しかしまた、2018年11月に再び学び始めた。

 王さんは1998年10月に法輪功を学び始め、心身ともに恩恵を受けた。法輪功が迫害されて以来、2回労働教養処分に処せられ、数回にわたって嫌がらせを受けた。

 今までの事例から見ると、法輪功を学び「真・善・忍」の教えに従って修めることは、家庭や社会に有益であり、モラルの向上にも役に立つことである。そして、法輪功を学ぶことは合法であるだけではなく、表彰されるべきことである。そして法輪功学習者は強い信念を持ち、迫害される中でも社会の良知を守り、社会的正義と公的扶助に貢献することは憲法と法律に守られるべきことである。これら中国で行なわれている迫害の名目を問わず、将来必ず、迫害に加担した者はその責任を問われ、徹底的に追究されて処罰されるに違いない。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/2/12/401089.html)
 
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