大法は縁のある人々を救う
■ 印刷版
 

 【明慧日本2020年4月23日】私は発正念をするために2010年の春に近道をしました。歩いている途中で、ナツメを売る40代位の女性と出会いました。ナツメを買って、この機会に彼女に法輪功真相を伝えようと思いました。初対面なのになぜか2人はすぐに意気投合し、彼女は正直に自分の身の上話しをしてくれました。

 彼女はこれまでの自分の運命は、とても不幸なものだったと何度も繰り返しました。夫とは早くに離婚し、子供を1人で育てていました。娘を学校に行かせるために酷い腰痛があっても、ナツメの入った二つの大きなバケツを農村から25キロ離れた街の朝市に運んで、売らなければなりませんでした。

 心身ともに疲れ果て生活のために苦労している彼女を見て、とても気の毒に思いました。 彼女に「法輪功をやった方がいいですよ。法輪功は腰痛を治す力があります」と伝え、彼女に大法の不思議さや、大法修煉で病を治して健康になった話、また、大法の恩恵を受けた体験についていろいろと話しました。

 その後、私はさらに煉功の際の手の動かし方や足の組み方などを彼女に教えました、彼女はすぐに私を真似て学びました。 そして、「あなたはこれから真剣に心から 『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と念じましょう」と言うと、彼女は「やり始めたら真面目にします。今晩からすぐに始めます」と喜んで言いました。

 彼女は悟性があり、考え方も正しい人なので、「三退」について聞いてみました。「三退」に及ぶと、彼女は受け入れるのをちょっとためらい、不快感を隠すために頭を急に下げて、バケツの中のナツメをいじり出しました。 少し苛(いら)ついた口調で私に「これまで、いろんな人に脱退するようにと言われたが、同意しなかったわ。なぜ、私が脱退しなければならないのですか?」と言いました。私は彼女に「中国共産党(以下、中共)はとても邪悪なので、退かなかったらその一員になってしまうのよ。なぜ、あんな邪悪な中共を擁護するの?」

 その話を聞いて、彼女は夢から覚めたように頭を上げ、私をじっと見つめて、「本当にそうね。どうして、中共を擁護する必要があるのかしらん? 三退をお願いします。早く脱退させて下さい。中共は嫌いです。 この前、何人もの城管(都市管理部門の人)が来て、何も言わずにハカリを奪って壊しました。中共はよく庶民を苦しめているわ」

 私は「あの邪悪な党はいつも庶民を苦しめ、真・善・忍を修める何千人もの善良な人々を殺したわ。そのため、数多くの家族が酷い迫害によってバラバラになり、大切な人を失ったわ。中共は悪事の限りを尽くしているので、きっと天罰が下ります!」と真相を伝えました。

 数日後に彼女は待ちきれず、娘の「三退」を頼んで来ました。必ず忘れないように、と再三に頼まれました。 私は彼女に忘れませんよ、と安心させました。 そして、偽りの言葉に騙された人が法輪功迫害の真相を理解してくれたのを見て、感激のあまり涙を流しました。

 1週間後、彼女と再会しました。彼女は遠くから私を見つけ喜び、叫びました。「私はここで何日もあなたを待ちました。やっと来てくれましたね」。 彼女に腰痛のことを尋ねると、彼女は嬉しそうに大きな声で「まったく痛くなくなりました。あなたが教えてくれたその日のうちに治りました。法輪功は本当に素晴らしいですね!」

 私もまた嬉しく思い、彼女に「あなたは大法と縁がある方です。早く、しっかりと修煉しましょう。師父はすでにあなたを見ておられます。病気も治していただきました。あなたはとても幸運な人です」。私の言うことを聞いて、彼女は決心して「はい、修煉します」と言いました。

 後日、彼女は私に「実は、私はあまり漢字が読めないのですが、でも、『轉法輪』の漢字はすべて読めました」と話してくれました。 大法を修煉して半年経った彼女は、随分と変わりました。以前にあった悲しみと人生に対する絶望の表情がすっかり消え、今の彼女は健康で幸せそうでした。今では商売のために農村から市内まで、100kgを超える果物を自転車で運んでも全然疲れない、と言っていました。 彼女は大法を得たばかりの新しい修煉者ですが、街を歩いて物を売りながら、自分の修煉体験と法輪功の真相を人々に伝え、大法を宣伝し、「三退」することを勧めています。 そして彼女は、すでに60人以上もの人達を三退させたと教えてくれました。 それを聞いて、私はとても嬉しく思い、感動し、励まされました。

 毎回彼女と出会う度に、久しぶりに再会した親戚のような親みを感じます。また、大法修煉で心身ともに恩恵を受けた喜びの話題で話が尽きません。 彼女との別れ際に何回も念を押され、必ず彼女の売り場を尋ねてほしいと言われました。

 ここ数年、私が衆生を救うために人々に法輪功の真相を語る過程で気づいたことがあります。平常心を保ち、穏やかな気持ちで、自然にまかせて相手にどんな要求も抱かないで真相を伝えると、とても効果的です。こうすると多くの人達はすぐに、煉功の動作や坐禅の際の足の組み方などを学びたがりました。そして、「三退」の後に、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」(中国語では「法輪大法好、真・善・忍」)の9文字の言葉を心から誠心誠意に念じるように、と約束しました。 その中には軍人、会社員、農民、また知識人もいました。

 その過程で、迫害後に修煉をやめた顔見知りの同修たちに出会いました。また、知らない同修たちにも出会い、大法に戻って来るように説得し、この万古の機会を逃さないようにと伝えました。 一部の元同修たちはその後、確実に修煉に戻って来ました。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/4/11/403672.html)
 
関連文章