上海市の王秋菊さんと姚桂珍さん 1年間拘禁される
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 【明慧2020年5月4日】(上海市=明慧記者)上海市の法輪功学習者・王秋菊さん、姚桂珍さんの2人は、2019年4月末に連行され、上海市宝山区女子留置場に不当に拘禁され、すでに1年が過ぎた。

 情報筋によると、王さんと姚さんが罪を陥れられたこれらの案件の資料が、上海市静安区裁判所に提出された。国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官らが数回もこの案件の資料を宝山区検察庁に提出したが却下され、また、静安区検察庁に差し戻されたという。

 上海市宝山区女子留置場から移送されて、今は法輪功学習者が王さんは第7監獄区に、姚さんは第4監獄区に拘禁されていると言った。17平方メートルの監獄区内の狭い中に21人が拘禁されている。最も多い時は、26人もいたという。食事やトイレなどあらゆることをこの監獄区内で行なったという。1年中ずっとこの17平方メートルの監獄区内に閉じ込められ、太陽も月も見えず、冬は暗くて湿気が多く、夏は蒸し暑くてよく蚊に刺された。拘禁されたばかりの時、トイレットペーパー、弁当箱、コップがなく、食べ物は袋に入れて、そこから出しながら食べたという。寝る時は床に2枚のマットが敷かれ、毛布は1枚だけでとても寒かった。留置場の規則を暗記したら物を買うことができ、すべての日用品を購入しないといけなかった。長年、朝食はマスタードとご飯だけだった。毎回の食事の時、必ずしゃがんで食べ、それ以外の時は立ったり、しゃがんだりした。そして順番に座り、留置場の規則を暗記させられ、その他は中国共産党のニュースを見る事だけ許された。

 留置場側が家族の面会を許さないので、家族は留置場の内部の状況が全くわからなかった。留置場側は家族に、郵便で留置場に送金するようにと命じ、毎月日用品代として400元(およそ6000円)を差し引いた。ここに拘禁されている人達も家族の状況は全く分からないという。

 上海市宝山区の法輪功学習者・姚さん、範晩霞さんは2019年4月25日午後、自宅で連行された。同年5月31日に姚さんは逮捕状を発布され、拘禁された。また、範さんは仮釈放された。

 王さんは今年47歳で、上海市宝山区顧村鎮萄泉新城団地に在住者である。2019年4月28日、身分の不明の者が王さんの家に侵入して嫌がらせをし、王さんを連行した。また、そのことを暴露しないようにと王さんの夫を脅した。王さんは5月31日に逮捕状を発布され、拘禁された。

 王さんは2015年7月に法輪功迫害の元凶である江沢民を告訴した。その後、地元派出所の警官らや居民委員会の人員に数回にわたり嫌がらせをされた。また、居民委員会の人員は王さんを騙し、技術の勉強にいくようにと説得した。しかし、王さんが行かないと言うと、居民委員会は行かなければ、610弁公室と派出所の警官らがまた来る、と言って、王さんを脅した。王さんの夫も嫌がらせを受け、脅されたことがある。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/4/20/404114.html)
 
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