28万元を出し 道路を修復した鄧成聯さんに不当判決
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 【明慧日本2019年4月26日】(上海=明慧記者)上海市閔行区の法輪功学習者・鄧成聯さんは、2018年3月23日に警官らにより連行され、1年あまりの間、拘禁された。そして、2019年4月16日午後2時頃、上海市奉賢区裁判所は善良な鄧さんに対して裁判を行い、懲役4年の実刑判決を言い渡し、さらに、8000元の罰金を科した。


鄧成聯さん

 拘禁されて残酷な迫害を受けた鄧さんは、抗議するため半年以上も断食したため、身体が衰弱し、車椅子に乗って押されながら法廷へ向かった。2人の弁護士は無罪であると弁護し、直ちに鄧さんを解放するように強く求めた。そして、地元の同郷者たちが鄧さんの解放を呼びかけ、連名で書き綴った請願書の原本を裁判長に直に手渡した。

 28万元を自ら出資して 村の道路を修復する

 鄧さんは湖北省蘄春県の出身で、上海で個人の会社を経営して商売はうまくいっていたが、社会の悪い気風に染まり、自分勝手な生き方をし、幸せな家庭を崩壊させて母親のいない息子にしてしまった。そして、その頃の鄧さん自身は、まだ若いというのに神経衰弱や深刻な胃病を患っていた。

 しかし、鄧さんは法輪功を学んでから1年のうちに、悪い習慣を捨て去り病気が治り、別人のように善良な人に生まれ変わった。家族と友人達は鄧さんの変貌ぶりを目にして、最初は不思議に思い奇跡だと感じたという。

 2010年、鄧さんは28万元を自ら出して、村の道路を修復した。辺鄙で不便だった村民たちは、周辺のにぎやかな街や大きい市場に行くのに非常に便利になった。さらに、毎回帰省した際に鄧さんは、村の一人暮らしの老人や困窮な生活をしている村民を訪ね回って、困ったことを解決してあげた。

 拘禁され、残酷な拷問を受けて苦しめられる

 2018年3月23日、上海市閔行区の警官らはいかなる手続きや証明書を提示せず、鄧さんの家に押し入って鄧さんを連行し、家財を押収した。連行の当日、派出所で国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官らは、鄧さんに対してまる1日かけて自白を強要し、飲食を取ることを一切許さなかった。

 2018年3月30日、鄧さんは上海市刑務所総医院に送られ、11日間死人ベッドに縛り付けられ、残忍な拷問を受けた。その後2018年7月3日に、鄧さんは再度あの苦痛な死人ベッドに縛り付けられ、無理やり灌食をされるなどひどい拷問を受け、まったく動けない状態で17日間苦しめられた。そのため、背中じゅうの皮膚が破れてただれ、痛々しい姿になった。

中共酷刑示意图:绑在床上灌食
拷問のイメージ図:ベッドに縛り付けられたまま、灌食をされる

 同郷の人たちが連名で請願書に署名し、解放を強く呼びかける

 2018年10月末、鄧さんの地元の同郷の人達は連名で、直ちに無罪で鄧さんを解放するようにと、緊急に呼びかけた。同郷の人は次から次へと署名し、断る人は誰もいなかったという。かつて、村委員会は予算が困難な時期に、鄧さんは数千元貯まるごとに、何度も村に寄付したことがある。鄧さんの家族は村委員会に、無罪で鄧さんが解放されるように請願書の署名を願い出た時に、村の書記は「こんなに善良な人を助けないで、誰を助けるというのか!」と言って、当局の理不尽さに憤慨したという。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/4/18/385264.html)
 
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