天津市濱海刑務所 学習者を残忍に迫害し続ける
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 【明慧日本2020年5月11日】天津市濱海刑務所は2011年に元港北刑務所から名称が変わり、その後はずっと男性の法輪功学習者を拘禁し続けている。中国共産党による法輪功への迫害が20年にわたって続いている中で、濱海刑務所は積極的に迫害に加担し、学習者に対して残酷な拷問と洗脳を行なってきた。2019年5月から現在まで、ずっと狂ったかのように酷い迫害を実施した。

 濱海刑務所は2019年5月に第1監獄区に「厳管隊」を設立し、同年12月に「厳管隊」を第10監獄区に移動した。元「厳管隊」の小隊長は積極的に迫害に加担したために、現在は中隊長に昇進した。

 「厳管隊」は学習者を転向させるために、強制的に思想改造を強要している。そのやり方は酷いもので、70代、80代の年配者であれ、迫害されて病状が現れた学習者であれ、そろそろ刑期が満了し解放される学習者であれ、容赦なく、全ての法輪功学習者に対して転向を強要した。

 一、迫害の手口

 1、刑務所の警官は学習者をシフト制で狭い独房(面積1.5m X 3m)に閉じ込め、4人の受刑者に二交代制で学習者を昼夜監視させ、毎日学習者を立たせたり、小さな椅子に長時間座らせた。 

 2、2019年4月前に、学習者達は毎月1人200元(およそ3000円・家族が送ったお金)の生活必需品を購買できたが、同年4月からは100元に変更され、同年5月からは購買を禁止した。

 3、法輪功の修煉を堅持している学習者に対して、刑務所側は家族に対しても電話し、「転向させることに、家族も協力してくれ」と強要した。家族が協力しないと、面会を許可しない、あるいは、面会を取り消した。

 4、修煉を堅持している学習者を罵ったり、酷く殴打したり、スタンガンを使って酷く拷問した。

 5、学習者の食料(1食に付き、饅頭半分か1個のみ)を厳しく制限した。しかもそれは、監視役の受刑者の気分が良い時の話である。機嫌が悪ければ、もっと少なくした。

 6、立たされたり、座らされたりの体罰を受けている期間中は、睡眠を剥奪され寝させてもらえない。多いい場合でも1日に2、3時間の睡眠しか与えられない。

 7、修煉を堅持する学習者に対して、残忍な迫害をなかなか止めないで、継続している。

 二、邪悪の程度

 迫害されて身体が極度に弱り、命の危険に晒された学習者がいれば、小隊長は「たとえ死んでも、先に転向しろ!」と叫んだ。

 三、迫害の結果

 1、あまりにも長時間立たされたため、学習者は足が腫れ上がり、血液の循環が悪くなって失禁し、行動が不自由になり、意識がもうろうとし、車いすに頼らなければならなくなった者がいる。そして、倒れたら病院に運ばれて救急手当を受け、その時にも転向を強要され続けた。

 2、長時間小さな椅子に座らされたため、学習者はお尻の皮膚が潰れて、ただれてしまった。

 3、長い間、ひどい迫害や拷問を受けて足が動かなくなり、車椅子生活になったり、病気になったりした。家族と面会した時に、「どうしてこんな状態になったのか?」と聞かれても、見張られていて全部本当のことを喋ることが出来ない。

 4、学習者・李少臣さんは懲役4年の実刑判決を宣告され、2016年12月に収監された時には77歳であった。濱海刑務所で残忍な迫害を受けて、2020年3月に死亡した。死亡時に両目は閉じていかなった。

 四、中共ウイルス(新型コロナ肺炎)の感染期間中でも酷い迫害が続く

 2019年5月から続けられてきた残酷な迫害は、中共ウイルス(新型コロナ肺炎)の感染期間中でも中断しなかった。刑務所内部のある関係者でさえも、「狂っている」と文句を言った。中共ウイルスの隔離期間中、刑務所の警官らは三交代制で出勤となり、いったん出勤したら、1カ月間刑務所に滞在するので、1カ月ごとの交代となった。それでも、学習者への迫害は緩まなかった。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/4/20/404108.html)
 
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