西安市70代の馬イン華さん 懲役9年の不当判決
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 【明慧日本2020年5月21日】陝西省(せんせいしょう)西安市蓮湖区の70歳の女性の法輪功学習者・馬イン華さんは懲役9年の実刑判決を言い渡された後、この判決を不服として控訴した。

 馬さんは西安市西北第二軽工業会社を定年退職した元従業員である。2000年3月9日、1年間の労働教養を強いられた。当時、馬さんは職歴がすでに33年に達し、定年の条件を満たしていたが、労働教養を強いられたために会社を除籍され、受けるべき退職金が支給されなかった。2001年4月、法輪功の真相資料を配布しただけで連行され、馬さんは3年間の労働教養を強いられた。2002年4月、陝西省女子労働教養所の警官ら全員が武装をして「弾圧大会」を行なった。そしてその後、馬さん、張雲賢さん、霍桂蘭さんの3人にそれぞれ懲役5~7年の実刑判決を下された。馬さんは懲役7年の実刑判決を下され、陝西省女子刑務所に移送され、酷い迫害を受けた。

 2014年4月、元の会社へ退職金を求めに行った馬さんは、警官らにより家宅捜索を受け、連行された。当日の午後5時ごろ、病院で身体検査を受けていた際に、馬さんは逃げたたため、指名手配された。

 2018年2月6日、馬さんは外で法輪功の真相を伝えていた際、再度連行され、その後、逮捕状を発布された。2019年8月22日に、蓮湖区裁判所により懲役9年の実刑判決を言い渡され、罰金2万元(およそ30万円)を科された。馬さんはこの判決を不服として控訴した。同年11月27日、西安市中級裁判所は二次審理を行なった。

 法廷で、弁護士は「善良な人々を迫害することは深刻な結果をもたらすので、直ちに、この歴史的な間違いは正すべきで、これこそ賢明な選択です。いずれにせよ、無実の人が政治闘争の犠牲者になるべきではありません」と法曹界の関係者らに詰問し、全力を尽くして弁護した。

 馬さんは手錠と足かせを嵌められて、「私は真・善・忍に従って、より良い人を目指しているだけで、何も罪は犯していません。何の罪も犯していないのに、なぜ懲役9年の実刑判決を下したのですか?」と厳しい面持ちで、しっかりとした声で確固とした信念を持って質問した。

 馬さんの確固たる態度は法廷のすべての人々を震撼させ、裁判所と検察庁の関係者らをも震撼させられた。裁判長はこれらを大変恐れて、何度も弁護士と馬さんの弁護を中断させた。2時間ほどの法廷審理は、裁判長により早々に終了した。

 結局、馬さんは懲役9年の重刑を、原審維持のまま宣告された。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/5/10/405133.html)
 
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