河南禹州市の張志温さん 連行されて3日後に死亡
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 【明慧日本2020年5月26日】河南省禹州市(うしゅうし)の法輪功学習者・張志温さん(60代女性)は2020年5月13日、自宅に押し入って来た警官らにより連行され、許昌市留置場に入れられた。5月17日午前に、家族は張さんが死亡したと告げられた。

 5月13日午前9時ごろ、禹州市国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)と南城派出所の警官らは張さんの家に押し入り、いきなり家宅捜索を行ない、掃除中だった張さんを連行した。そして、多くの法輪功の関連書籍、法輪功の週刊雑誌、お守りなどを押収した。もう1人いた学習者・喬書紅さん(30代女性)も同時に連行された。

 翌日、家族はあちこちを探し回り、張さんが許昌市女子留置場に収容されていたことが分かった。2人が連行された原因は、2019年8月に15日間拘束された事件の続きだという。8月、張さんと喬さんの2人は法輪功の真相資料を配布していた際に、中国共産党の虚言に騙された人に通報され、15日間拘束された。

 5月15日、家族は留置場へ張さんの衣類と薬(糖尿病の薬)を届けたが、留置場側は全ての物品を受け取らなかった。家族は張さんが糖尿病患者で毎日の薬と注射が必要だという話を繰り返し説明したが、依然として会留置場側に拒否された。

 5月17日、家族は国内安全保衛部門の担当に電話で張さんの状況を確認したところ、「すでに死亡し、遺体は火葬場にある」と返答した。死亡の詳細は調査中だという。

 禹州市の法輪功学習者が迫害されて死亡した事件は、これまでにも、いくつかあった。王秀雲さん(当時70代)は2016年5月13日に、当局の警官らにより嫌がらせをされてショックを受け死亡した。尚水池さんは2000年に連行され、その後、ひどく迫害されて死亡した。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/5/20/406571.html)
 
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