5年間刑務所に拘禁の王一帆さん 再び裁判に
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 【明慧日本2020年5月29日】山東省乳山市在住の法輪功学習者・王一帆さん(30代男性)は5年間刑務所に拘禁された。出所して7カ月の王さんは2019年12月、人々に法輪功の素晴らしさを伝えたため、再度連行された。その後、王さんは乳山市留置場に送られたが、裁判所は王さんの家族に通知せず、不当な裁判を行なった。現在、王さんについての情報は不明のままである。

 王さんは河北省石家荘市橋西区の出身で、両親と一緒に山東省乳山市で暮らしていた。北京郵電大学を卒業後、就職してソフトウェア開発の仕事をしていた。

 2015年、王さんはネットカフェで、ネット封鎖を突破するソフトウェアを使い、さまざまなウェブサイトを閲覧したことで、ネット管理の人に通報された。そのため、王さんは派出所に連行され、唐山市裁判所に懲役5年の実刑判決を言い渡された。その後、河北省冀東第二刑務所に収容された。

 刑務所で王さんは真・善・忍への信仰を放棄しなかったため、拷問を加えられ、酷く迫害された。両親は家から数百キロも離れた刑務所に面会に行ったが、王さんが「転向」しないという理由で、毎度刑務所側から難題を突き付けられ困らされた。母親は小さい頃から優しい息子が拷問を受けたことを聞いて、心が張り裂けるほど辛かった。

 やっと5年が経ち、2019年5月に王さんは出所した。それから、王さんは両親の住んでいる山東省乳山市に戻り、両親と暮らした。

 しかし、2019年12月、王さんは乳山市白沙灘鎮常家荘村の市場で人々に法輪功の真相を話したことで、白沙灘辺防派出所の警官らに連行された。それから、乳山市国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官らは王さんの実家に行き、家宅捜索したが、いわゆる「証拠」は一つも得られなかった。それにも関わらず、王さんを拘留した。

 国内安全保衛部門の警官は王さんがかつて実刑判決を受けたことがあるという理由で、王さんを陥れ、王さんの案件を栄成市検察庁に渡した。

 2020年3月、王さんの案件を受け取った検察庁は、王さんを栄成市裁判所に起訴した。約2年前から、威海地区の法輪功学習者の関係する案件はみな栄成市検察庁、裁判所で審理するようになった。

 2020年5月15日、栄成市裁判所は王さんの家族に通知ぜず、王さんに対して不当な裁判を行なったという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/5/19/406527.html)
 
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