【明慧日本2020年6月15日】(ドイツ=明慧記者・德祥)真相を伝える電話グループ(中国本土の人々に法輪功迫害の事実を電話で伝える)は2020年5月13日、第1回目の「師の恩に感謝し、大法を称える」をテーマとして、インターネット上での交流会を開催した。ドイツとスイスの学習者を中心に、ヨーロッパ、オーストラリア、およびアジアの学習者も交流会に参加した。交流会において李先生の誕生日と「世界法輪大法デー」を祝賀し、詩の朗読や『師恩頌』の歌曲を聞いた。
交流会ではドイツ、スイス、オーストラリアと日本の学習者8人が、中国国内に真相を伝える電話をかけ、特に感染症期間中に真相電話をかけた修煉体験を発表した。ドイツのある同修は感染症期間中、中国人に真相を伝えたことについて発表した。多くの人はスーパーマーケットでの仕事を嫌がるが、彼女は1人で4人分の仕事を行ないながら、中国人に真相を伝え続けた。ある中国人は彼女が真相を伝えたことで社長に告げ口をした。最初はこの行為を理解しなかった社長だが、最後には支持するようになり、彼女は励みになったという。
発表した学習者のほとんどは、いかに師父のご加護の下で、修煉によって慈悲心が生まれ、人を救うことを第一に考えたか、そしていかに内に向けて自分の不足を見つけ、相手を自分の身内と見なしたかについて語った。
交流会通知に書かれているように、「私達が次元を高めることは、すべては師父の慈悲なる済度によるものです。毎回の向上は大法のおかげです。衆生一人一人が済度されるのは師父の苦心なる按排であり、慈悲なるご加持によるものです。私達は師のご恩に感謝し、大法を称え、このおめでたい日を迎えるにあたり、全世界の法輪大法弟子と一緒に、師父への感謝の気持ちを表しましょう!」
司会者・栾さんは、「最近、ドイツのネット電話による真相伝えグループは、主に法輪功を直接迫害している中国の公安局、検察庁、司法、警察などの特定の部署をターゲットにして電話をかけているので、ある程度の難しさがある。電話に出てくる人は様々で、どんな態度な人もいる。しかし皆さんの弛まない努力により、彼らは大きく変わり、臓器収奪に加担していた医者はもう二度としないと言い、仕事を変えると言う人もいた」と述べた。
ドイツの学習者「慈悲が多くなれば、知恵も多くなる」
ドイツの学習者・金鳳さんは中国に真相電話をかけて6年になる。彼女が体験したことは、慈悲が多くなれば、正念が強くなり、知恵も多くなるということだ。修煉とは自我を取り除くことであり、修煉によって慈悲が生まれる。慈悲がなければ自分さえ救えなくなり、ましてや他人は救えないのである。
ある日、中国の某派出所に電話をかけると、若い警官が電話に出た。彼は受話器を取って罵声を上げ始め、あまりにも汚い言葉で罵っていた。金さんはその人の事を可哀そうだと思い、若くて人生の道のりはまだ長いのに中国共産党の虚言に深く騙されている。彼女は、「あなたは自分の命がどれほど重要なのかを知っていますか? あなたはこの世界で独立した生命であり、あなたには両親がいますか? 妻子はいますか? あなたがあなたの両親、妻子に担うべき責任は誰も代わってあげることはできません。法輪功だけがあなたの生命を大切にしています。この電話はあなただけのためとでも思っているのでしょうか?」と、その若い警官に悟らせた。その警官は静かになって長い時間にわたり話を聞いていた。そして、「私は先程の言葉を恥ずかしく思います。よく分かりました。他の人にも電話をかけて下さい」と話したその警官は、金さんから再び電話を掛かってくることを願っているという。
ドイツの学習者「出会う人々を自分の家族のように思う」
ドイツの学習者・リサさんは、中共ウイルス(武漢肺炎)の蔓延により、ヨーロッパの観光業は大打撃を受けており、常人社会が実施した政策は人々を救うことを妨害しているという。最初のころは展覧会が中止になり、神韻芸術団の公演が延期されると聞き、また観光スポットに行っても中国人がおらず、リサさんはがっかりして、元気を失って何もする気がなくなった。
リサさんは中国に電話をかけ真相を伝えることができることは知っていたが、真相電話は面と向かって三退を勧めるのではなく、しかも展覧会に行けば多くの中国人と出会えて三退させることができ効率が良い。真相電話は取らない人もいれば、聞かない人もいて、時間の無駄だと思っていたという。リサさんは「衆生を救う私の願望を分かって下さった師父に感謝します。そして電話の性能を測定する機会を提供してくれた同修に感謝します。このことを通して私は真相電話をかけるきっかけになりました」と話した。
電話をかける過程で、リサさんは現代社会の形式の中で、電話による真相伝えはとても良い方法であると認識した。真相電話をかけるのを迷っていたことについて、彼女は人心を見つけた。今まで彼女の勧めで2万人以上が三退しており、毎日電話をかけても三退する人数が少なく、身が入らず、物事に対して効率と結果を追い求めていた。これは形を変えた利益を求める心であり、もう一つは忍耐が足りず、じっとそこに座るのが嫌だったという。
リサさんは真相電話をかける全世界の同修と一体となって、遠慮する気持ちがなくなり、家族や身内のように感じた。同修の皆は純朴でトラブルがなく、いかに衆生を救うかについて交流している。毎日、同修の皆と一緒にいて、大法弟子の正念の場が感じ取れ、とても楽しいという。
ある日、中国に電話をかけた時、電話を取った公務員は、「国内の生活はとても素晴らしく、なんでも手に入る。法輪功学習者が話したことは理解できない」と話した。リサさんは相手の話し方からみて善良な人だと判断し、自分の経歴を話した。「あなたはとても善良な人だと思います。私は心からあなたのために話しています。私は中国の深圳(しんせん)で十数年間仕事をしていました。マイホームと自家用車を持っていて、給料もよかったのです。しかし安心感がなく、社会の風紀も悪く、楽しい生活はできず、不公平な社会の中で、多くの人は苦しい生活を強いられています。自分の力ではこれらを変えることはできません」
リサさんは自分が中国から出た後、信仰をもつようになって心身ともに変わり、人生が楽しくなり、生活にも安心を感じるようになった。その公務員が中国の乱世の中で善良と純潔を保てるように願い、リサさんは大法の法理、心性を修めることを彼女に説明した。彼女は多くの質問をされ、リサさんは自分の家族と日常会話をしているように、疑問の一つ一つに答えた。感激した彼女は三退して、感謝の言葉を繰り返されたという。
ドイツの学習者「慈悲と知恵をもちいて衆生を救う」
ドイツの学習者・心敬さんは、法輪功を迫害する公安、検察、司法関係責任者に電話をかけている。心敬さんが中国遼寧省の盤錦刑務所に電話をかけた時、電話を取った相手は罵声を浴びせてきた後、「ここにおまえ達と同じ人がいる、話してやれ」と言った。受話器からは呼吸困難な声が聞こえ、話す言葉ははっきりしていなかった。心敬さんは、この同修が拷問を受けていると分かった。心敬さんは悲しくなり、心のバランスが保てなくなり、感情をもって、「善悪には報いがあります」と言ってしまった。結果として電話を切られ、他の同修に電話かけてもらったのだが、相手は電話を取らなかったという。
学法を通して、心敬さんは情に動かされたことが分かった。人を救うには人を選ばず、残された時間は少なく、出会える人はすべて救われる生命である。心敬さんは努力して学法して心性を高め、自分を高めることで人を救う力が大きくなるということに気づいた。毎回、電話をかける前に心敬さんは「私はあなたを救いに来ました。必ずこの電話を取って下さい」という一念を発している。
ある日、心敬さんは体がとても辛く感じ、熱が出たようで横になりたいと考えた。人を救う緊迫感を考え、必ず電話をかけると自分に言い聞かせ、師父に加持をお願いした。これは普通の一念に思えるが、この日多くの人が電話を取り、ある女性警官は誠実に、「話はよく分かりました。あなたに感謝します!」と話した。心敬さんが彼らを身内と見なした時、彼らも真実の話をしてくれるようになったという。
参会者は収穫が多く、すぐに真相電話をかけた
交流会に参加した何さんは励まされたという。何さんも真相電話をかけているが、継続するのが難しいと話す。何さんは同修とチャットの場で一緒に電話をかける環境はとてもいいが、1人であれば緩みやすいという。
何さんは、同修の発表から人を救う心を強く感じたと言う。「私はこの方面においてできておらず、慈悲心が足りないと思います。ある同修は忍耐があり、相手を自分の身内と見なしていました。電話かけが成功するかどうかは、その人の修煉状態にかかっています。修煉状態が良ければ相手を変えることができます」と何さんは語った。
ドイツの学習者・程さんは、ある同修の一言が彼女を驚かせたという。彼女は観光スポットで真相を伝え2万人以上の人々を三退させた。彼女は同修の発表の内容に心を打たれ、長年観光スポットで真相を伝えるのも簡単ではなく、いろんなケースにどう対処すればいいのかを学んだ。
程さんは、自分は2週間前から試しで電話をかけ始め、30件の電話番号をもらったが、1人も三退させていないという。「だから私はこの交流会に参加しました。同修の経験を聞いてみたいと思いました。同修の中には長年観光スポットで真相を伝える人もいました」
「例えば、金鳳さんのように電話を開ける時には慈悲心がなければならず、慈悲心がなければ自分さえも成就できないのに、ましてや他人を救えるはずがありません。だから私にも慈悲心が生まれれば効果が違ってくると思います」と程さんは話した。翌日、程さんは電話を2件かけた。1件は中国の南方に住む年配の女性で、とても善良だったという。「昨日の交流は感慨深く、経験のある同修の話では相手を身内と見なして話すことが大切だと話していました。私は慈悲をもって女性に真相を伝えました。女性は共産党組織に加入したことはなかったのですが、『法輪大法素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と念じるように勧めました」と程さんは話した。
「その女性は私について、7,8回繰り返して念じ、電話を切る前、念のためにもう一回確認しました。私はゆっくりと読み聞かせ、一文字一文字の意味を説明し、彼女は電話の向こうで大きな声で暗記し、私は本当に感動しました」という。程さんは「これまでかけた電話は多くの人に電話を切られ、罵られたこともありました。しかし今回、私が慈悲の心で話した時、その女性は『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と、真心を込めて大きな声で念じてくれたのです」と話した。
このことを通して程さんが分かったことは、多くの世人が救われることを待っていることだという。「人に罵られたからと言って、気が緩んではなりません。私達は真相を知らない人々に真相を伝え続けなければなりません」と話した。また、同修の発表からどんな問題に出遭っても内に向けて探すことが大切で、多く学法することで知恵が生まれると話した。
交流会に参加した学習者は、多くの収穫が得られ、善の力を感じた人がいれば、励まされたという人もいて、翌日から電話を取り中国に電話をかけ始め、これまでなかった良い結果が得られているという。