成都市の70代の学習者2人 拘束され嫌がらせを受ける
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 【明慧日本2020年6月27日】四川省成都市の法輪功学習者・陳明華さん(76)、鮮維秀さん(79)は、2020年6月7日、建設路隣のSM広場で警官に身柄を拘束され、不当に派出所まで連行された。2人は家財を押収され、写真を撮られて深夜になって解放された。

 6月7日午前9時過ぎ、2人がSM広場を通りかかった時、パトカー1台が急に来て、警官2人が降りると鮮さんをパトカーに押し込んだ。

 陳さんは「鮮さんは悪いことをしていません。どうしてパトカーに押し込むのですか?」と問い詰めた。すると、1人の警官が「通報されたからだ」と答えた。警官は、陳さんに「あなたも一緒に来なさい」と言って、陳さんをパトカーに押し込んだ。陳さんは警官らに「他の所では法輪功学習者を解放しているのに、あなたたちはまだ学習者を連行しています。これはあなたたちにとってよくないことですよ」と伝えると、警官らは黙って聞いていた。

 パトカーが建設路派出所に到着すると、警官らは2人のカバンを捜査した。鮮さんのカバンから「疫病から逃れる秘訣」などの資料、お守り、陳さんのカバンから武漢肺炎に関する資料十数部が取り出された。

 警官は「資料はどこから来た?」と聞いた。陳さんは「資料は人を救うものです。疫病から逃れる方法を教えています。ぜひ、一度見てください」と答えた。警官らは資料を出して、その場で内容を読んだ警官もいた。

 その後、警官は2人を派出所に拘留した。陳さんは「私たちは法律を犯してはいません」と言った。調書を取っていた警官は「2人は高齢者ですから、解放した方がいいのではありませんか」と言ったが、別の警官は「だめだ」と強く阻止した。

 しばらく経ってから、鮮さんが警官らに「私たちを長く拘禁して何をするつもりですか?」と言うと、警官は「今は公安局と国内安全保衛部門に、どうしたらいいかとの指示を待っているところだ」と言った。

 鮮さんは警官に「法輪功は高徳の大法です。病気治療と健康増進に抜群の効果があります。私は以前、たくさんの病気にかかっていましたが、法輪功を学んでから全て治りました。長年、健康で薬を飲む必要もありません。法輪功の教えに従い、より良い人になることを目指しています。私が以前住んでいたところは立ち退くことになり、政府は部屋の面積で賠償すると言いました。それを聞いた多くの人は臨時の部屋を作り、数十万元から数百万元多くの賠償金をもらうように企てました。しかし、私は法輪功の「真」に従い、臨時の部屋を建てませんでした。もともとの部屋の面積で提出しました。他の人より数十万元も賠償金が少なかったです。私のことをバカと思う人もいますが、私たちは「真」を修めていますので、一般の良い人よりも良い人になることを目指しています。私たちは時々刻々法輪功の要求に従い、細かなことまで心を修めています。路上に捨てられたスイカの皮、バナナの皮などを見かけたら、誰かが踏んで転倒しないように、拾ってゴミ箱に捨てています」と言った。

 この時、警官は「あなたは良い人です。恐がらないでください」と言った。

 夜8時ごろ、警官は2人を家に連れて行って家財を押収した。その時、いかなる身分証明書、捜査令状の提示もなかった。警官は、陳さん宅では資料が見つからなかったので、孫が読んでいた本、部屋などの写真を撮った。警官は家族に「これで私たちが来たことを証明できます」と言った。

 警官らはまた鮮さん宅へ行き、家宅捜査をした。しかし、まくらの中まで開けても何もなかった。警官らは部屋、住居、ベッドに座っていた鮮さんの写真まで撮り、再び2人を派出所まで連行した。

 夜9時~10時の間に、家族に署名をさせてから2人を解放した。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/6/17/407804.html)
 
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