会社の経営者の正義なる行為
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文/海外の大法弟子

 【明慧日本2020年7月3日】私は2019年9月に中国からオーストラリアに来ました。9月12日、同修の紹介を通じて、ある会社の経営者に会いました。その社長は優しそうな方で、私を雇ってくれました。仕事を始めてから1週間後、私は社長に「私は法輪大法の修煉者です。私と家族が中国国内で当局に厳しく監視されていて、迫害を逃れるために海外に避難してきました」と告げました。

 「私を雇うことに差し支えがありますか?」と聞くと、「ここは外国なので、私に圧力がかかることはありません」と社長は答えました。しかし、彼は法輪大法を認めないと言いました。なぜかと尋ねると、「以前、中国国内にいる時、母の勤め先にある人が法輪大法を煉っていましたが、病気があったにも関わらず、病院に行かなかったため亡くなりました」と言い、海外にいる現地の大法弟子のやり方についても理解できないところが多いと言いました。それを聞いて、私は「どんなに素晴らしい先生のクラスにも、成績が良くない生徒がいると思います。師父は我々に『真・善・忍』に従って良い人になるように教えてくださいますが、個人がよく行なわなかったことで、法輪大法が良くないと言うわけではありません。それは個人の問題です」と説明すると、「それもそうですね」と賛同してくれました。

 続けて、私は「以前、脳腫瘍、心臓病、鼻炎など重い病気を患いましたが、法輪大法を修煉して全部治りました」と言うと、社長は「本当ですか?」と半信半疑の一方、興味津々で私を見ていました。それ以降、時間があれば、私は社長に法輪大法が迫害されている真相と法輪大法の素晴らしさを伝えました。

 ある日、社長は私に「中国共産党(以下、中共)が滅びると言いましたが、それは可能でしょうか?  彼らには軍隊を有しているほか、マスコミも握っているので、ひっくり返ることがあり得るでしょうか?」と聞きました。私は「以前のソ連も強大だったでしょう? しかし、 一晩で解体されましたね。中共は国家内の一つの政党に過ぎず、しかも悪事を尽くしました。文化大革命の時に、どれほどの文化のエリート達が迫害により亡くなり、1989年の天安門事件では、大学生を殺し、また、1999年7.20から法輪大法を弾圧し、大法弟子を迫害しています。さらに邪悪な事に、大法弟子の臓器狩りをして売買するなど、狂気じみた悪行まで行なっています。このような中共は天に滅ぼされないでしょうか?  天相を遮るものがあるのでしょうか?」と言いました。私の話に共感し、彼は「実は、父も引退した共産党の老幹部でしたが、文化大革命の時に迫害されました。私は中共に対しても良い印象がありません」と言いました。

 私は自分がよく行なわないと、大法に悪い影響をもたらすと共に、社長を救うことも出来なくなると思いました。私は常に大法の基準で自分を律し、真面目に仕事をし、顧客からのプレゼントも他の人に譲り、年末のボーナスも受け取りませんでした。ある日、私は社長に師父の『洪吟』の中の詩を読んであげました。すると、翌日、社長は「私は不眠症を患って6カ月以上にもなりとても苦しんでいます。昨日法輪功の師父の詩を聞いていた時はとても穏やかに感じました。昨夜、6カ月ぶりにぐっすり眠ることが出来ました」と嬉しそうに言いました。

 それから、私は毎日『洪吟』の詩を暗唱して社長に聞かせました。社長も師父の詩がとても好きで、私に「妻が反対しなかったら、私もあなたから法輪大法を習うつもりです」と言いました。私は毎週『大紀元』の新聞を会社に持って行き、社長に渡して読ませました。その後、社長が自分でインターネットから読むようになりました。私は新唐人テレビも社長に薦めました。

 これらの真実な情報を得ることによって、少しずつ社長に変化が現れてきて、正義の味方になりました。ある日、社長から「災難や危機に遭った時には、『法輪大法は素晴らしい』と念じることですね?」と聞かれ、「その通りです」と答えると、私と一緒に笑いました。彼の変化にとても嬉しく思いました。

 ある日、社長は真剣な表情で、「私は中国国内の親友にもこれらの真相を伝え、彼らに真実を尊重し、歴史を尊重すべきだと伝えたいのです」と言いました。その話に賛同すると、社長はその場で真相に関する情報を中国版のラインで送信しました。その後、社長から聞きましたが、彼が送った情報が中国国内の親友の中で大きな波紋が広まったそうです。彼を罵る人もいれば、支持する人もいました。それ以降、真相の知らない人々に攻撃された時、彼は落ち着いて真相を伝え、そして道理を述べました。たまには彼も怒ったり、悩んだりすることがあると私に聞かせ、私は彼の勇気と正義に感動しました。そんな時、彼はいつも「私は北国の男なので、それらのことに屈することはない!」と強く言ってくれました。

 その後、私はいろいろな原因で彼の会社を辞めましたが、友人としていつも連絡があります。彼はまだ大法の修煉に入っていませんが、依然として中国国内に真相を伝えています。彼は自分の家族や友人達が真相を知ることで、目覚めてほしいと願っています。しかし、そのため、彼は家庭や社会から様々な圧力を受けました。妻は「あなたの言動で、将来中国に行くことも出来なくなり、中国国内にいる両親や親戚はどうなるの?」と激しく反対しました。彼はプレッシャーの中で、非難する人に向け、「あなたは正義の味方になるのか、それとも邪悪な中共の味方になるのか?  現在、中共が良い人になる修煉者を虐殺しているのに、それを見て見ぬふりをすることは私には出来ません! 私の考えを尊重してください」と、堂々と言いました。現在、彼の微信(中国版ライン)はすでに監視されていますが、彼は恐れずに、依然としていろいろな方法で中国国内に向けて真相を伝えています。

 最近、新唐人テレビで、『永久な50分間』という映画が配信されています。私は元の社長にリンクを送りました。しばらくして、彼から「映画を見て、あなたが私のために来てくれたと分かりました!」とメッセージを送ってくれました。

 この文章を書いている時に、彼からこのようなメッセージが届きました。「あなたは私の中共に対する見方を変え、その邪悪な本質を見極めさせました。そして、私に本来の歴史を知らせ、自分でこれからの人生を変える選択をさせました。私は極普通な人ですが、正義の味方になることこそが、自分の良心に背かないことだと思います。これから、私も『真・善・忍』に従ってより良い人になり、できるだけよく行なっていきます。あなた達大法弟子が行なっていることこそ、本当に人を変え、世界を変えることが出来ると思います」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/6/26/407933.html)
 
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