湖南省の劉麗霞さんに再び懲役3年6カ月の不当判決
■ 印刷版
 

 【明慧日本2020年7月5日】湖南省瀏陽市裁判所の裁判長・陳愈超、裁判官リーダー・唐麗娜、裁判官・黄麗輝は、2020年6月3日、瀏陽市留置場へ行き、秘密裏に劉麗霞さん(女性)に懲役3年6カ月の実刑判決を宣告した。

 劉さんは瀏陽市の法輪功学習者である。法輪功を学んでいるという理由で中国共産党(以下、中共)による法輪功への迫害の21年間、かつて懲役5年の不当判決を宣告され、株洲白馬壠労働教養所で1年拘禁され、何度も長沙市撈刀河洗脳班、瀏陽市拘置所で拘禁されたことがある。

 2019年9月17日夜、劉さんは瀏陽市梅花コミュニティで法輪功の真相資料を配布した時、監視・尾行された。9月23日から、淮川派出所の警官は劉さんのマンションの下で2日間見張り、最後にドアをこじ開けて侵入した。劉さんは身柄を拘束され、プリンター、パソコン、カメラ、携帯電話、USBメモリー、法輪功関連書籍および真相資料などの私物を押収された。

 2020年1月20日午前9時30分、劉さんは瀏陽裁判所で開廷され、弁護士と劉さん本人は無罪を主張した。裁判長は休廷し、当日判決を宣告しなかった。

 2020年6月3日、劉さんは懲役3年6カ月の実刑判決を宣告された。留置場は中共ウィルスの流行を口実に、家族との面会は許されなかった。劉さんが書いた手紙も留置場の警官に肝心な部分を切り取られ、誰も劉さんが受けた迫害の実態を知らない。

 刑務所、留置場、洗脳班に何度も拘禁された

 1999年12月末、劉さんは中央陳情処へ行き、法輪功の真相を伝え、法輪功の冤罪を晴らすこと、および正常に学ぶ環境を求めたという理由で「不当陳情」のレッテルを貼られ、1カ月拘禁された。

 2001年7月、劉さんは法輪功の資料を配布したという理由で拷問を受け、懲役5年の不当な判決を宣告された。劉さんは刑務所で残酷な迫害を受けた。

 2011年8月中秋節の数日前、劉さんはガソリンスタンドでガソリンを入れた時、610弁公室および国内安全保衛大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官に身柄を拘束され、長沙市撈刀河洗脳班で30日間拘禁された。

 30日後、瀏陽市610弁公室の警官は劉さんを公安局の地下室に拘禁して、迫害を加えた。捜査令状など何もないまま、業者を脅かして劉さん宅のドアをこじ開けさせ、パソコン、プリンター、機材、材料などの私物を押収した。劉さんはその後、余儀なく放浪生活をした。

 2012年2月8日の9時ごろ、劉さんは瀏陽市610弁公室を訪ね、国内安全保衛大隊、610弁公室の責任者・温浩に法輪功の真相を伝え、プリンター、パソコンなどの私物の返還、法輪功への迫害をやめること、自由に法輪功を学べるよう求めた。その時の劉さんは夫が他界し、娘は大学生で、正々堂々と働き、家族を養うことに迫られていた。

 しかし、劉さんが帰宅した直後、瀏陽市610弁公室および国内安全保衛大隊の警官に身柄を拘束された。劉さんは迫害に協力せず、一切の署名を断った。国内安全保衛大隊の警官は資料をねつ造、劉さんを長沙刑務所へ入れようとしたが、刑務所に受け入れを拒否された。610弁公室の責任者・温浩の指図で、劉さんは株洲白馬壠労働教養所に送られ、1年拘禁された。

 2013年8月31日、劉さんは瀏陽窒素肥料工場の職員宿舎で瀏陽市610弁公室および地元の警官に再び長沙市撈刀河洗脳班に連行され、迫害を受けた。

 2017年の夏、劉さんは瀏陽河市場で法輪功の無実を伝えた時、中共による法輪功への誹謗中傷を信じる人に通報され、瀏陽市拘置所に連行され、15日間拘禁された。

 劉さんは家族と親戚中でとても優しい人だと評価されている。法輪功を学んでいるという理由で長い間610弁公室に迫害されている。劉さんの母は娘が2001年に懲役5年の実刑判決を宣告されたショックと、警官の嫌がらせなどに耐えきれず健康状況が悪化し、他界した。

 劉さんの娘は母が迫害されているため、家族と離ればなれになり、幼い頃から親戚の援助で苦しい生活を送っていた。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/6/24/408130.html)
 
関連文章