上海の張勤さん 再び懲役5年の不当な判決
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  【明慧日本2020年7月11日】上海市の法輪功学習者・張勤さん(65)は2019年4月24日、地下鉄の駅で身柄を拘束された。2020年7月6日午後、奉賢区裁判所は張さんに対して開廷し、「累犯」という口実で刑を加重され、懲役5年の実刑判決を宣告した。張さんは弁護士に10日以内に控訴すると言った。

张勤

張勤さん

 裁判は当日の午後3時から5時30分まで開かれた。弁護士2人はよく協力し、法律に基づき、張さんに対して十分な無罪弁護をした。張さん本人も法廷で穏やかな口調で法輪功の真相を伝えた。

 当日、上海虹橋空港は大雨で飛行機が着陸できず、弁護士は急遽南京行きの飛行機に乗り、早くても午後1時には上海に着く予定だった。弁護士は裁判所に電話をかけ、開廷時間の変更を願い出たが、最初は断られた。弁護士2人は粘り強く説得して、やっと裁判所は午後3時に開廷することに同意した。

 張さんは上海市徐匯区に在住する。上海市勝徳プラスチック有限会社の技術系の大黒柱であり、元総エンジニアであり質監督課の課長を勤めた。1994年9月に法輪功を学び始め、法輪功の教えに従い、家庭や職場、社会においても、時々刻々より良い人になることを目指した。

 しかし、張さんは法輪功を学んでいるという理由だけで、懲役4年と懲役5年の不当な判決を宣告され、さらに、1年の労働教養処分を科された。

 2019年4月24日、張さんは地下鉄の駅で身柄を拘束され、徐匯区留置場で拘禁された。警官は張さん宅へ行き、法輪功の関連書籍、プリンターなど私物を押収した。

 張さんは連行される過程で頭を強く押されて怪我をし、自由に動けなくなった。拘禁された期間中に検査を求めたが、拒否された。張さんは野蛮なやり方をされた連行や拘禁を訴え、徐匯区監察委員会にこれを受理された。

 当時、張さんの母親が亡くなったばかりで、張さんも連行され、家の中に90代の父親1人が残された。張さんの父は国内安全保衛大隊(法輪功迫害の実行機関)に手紙を書き、電話をかけ、息子の釈放を要求した。しかし、徐匯区610弁公室、国内安全保衛大隊は張さんを釈放するどころか、張さんの案件を検察庁に送った。

 2019年5月30日、徐匯区検察庁は張さんへの令状を発付した。同年8月20日、張さんの案件は徐匯区裁判所に送られた。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/7/9/408762.html)
 
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