済南市の学習者・張さんと史さん 警官らに強制連行される
■ 印刷版
 

 【明慧日本2020年7月14日】(中国山東省=明慧記者)中国山東省済南市の法輪功学習者・張德英さんと、史占花さんは2020年7月6日、真相資料を配っていた時、尾行していた警官らに強制連行をされ不当に家宅捜索を受けた。家宅捜索の際、銀行のカードと現金を見つけた警官らは興奮して正月だ(この金でご馳走が食べられる)と話したという。

 中共の虚言に騙されている人々に真相を伝えるため、張さんと史さんは7月6日の夜8時ごろ、ある集合自宅に真相資料を配りに行った時、突然7、8人の私服警官に囲まれて、荒い扱いをされたうえに手錠をかけられ、パトカーに押し込まれた。そして中区興隆派出所に強制連行された。、

 当日の夜10時ごろ、数人の警官はまず張さん宅に行き不当に家宅捜索をし、李洪志先生の写真と大法書籍数十冊と携帯電話などの私有物を持ち去った。

 深夜12時ごろ8人の警官は史さん宅に行き家宅捜索を行ない、家の中の収納をひっくり返し隅々まで捜索をした。捜索は2時間に及び、大法書籍数十冊、真相資料、MP3 、スピーカー、携帯電話4台、パソコンと現金1420元(2万1700円)などの私有財産を持ち去った。

 家宅捜索の最中に中年男性の警官(警察署長のよう)は、「銀行の現金カード―を探し出せ、全部押収する」と話したという。1人の警官は1万元(15万3000円)の現金を見つけ、もう一人の警官は4200元(6万4000円)を見つけた。横にいた警官は興奮して、「今日は正月だ!」と話したという。

 後に分かった事だが、張さんと史さんが連行されたのは、興隆派出所が監視カメラで2人を尾行していたからだと言う。実は警官は2人に対して一週間前から尾行しており、7月6日、2人は家から出た時から警官らに尾行されていた。

 2人は6日から8日の深夜12時ごろまで、手錠で鉄の椅子に固定され続けていた。警官は2人一組になって2人を監視し、水も食事も与えなかったという。2人は警官の質問に答えず、真相を伝え続けた。

 7月7日の夕方8時ごろ、警官は2人の家族に電話をかけ、それぞれ1万元を警察に持ってくるように強要し、そうすれば2人を解放してやると話した。家族は警官の理不尽な要求に応じなかった。すると一時間後警察から再び電話がかかり、お金は要らないから迎えに来てくれと言った。家族は警察に行き、解放のため書類にサインをさせられた。そして警官は2人に拘置通知を読み上げ、自宅拘束15日間と罰金500元に処して解放した。

 深夜12時頃、2人は自宅に向かったが、道中で警官に持ち去られた大法書籍や現金、鍵などを返してもらうために派出所に戻った。しかし、警官は事案が終わっていないとの理由で返さなかった。

 7月8日午前8時ごろ、警官6人が張さん宅に行き、地下室を不当に捜索をしたが、何も見つからず勢いをなくして帰っていった。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/7/10/408826.html)
 
関連文章