【明慧日本2020年8月1日】(山西省=明慧記者)山西省陽泉市の法輪功学習者・王蘭芳さんは1999年4月に法輪功を学び始め、間もなく1999年7月に中国共産党(以下、中共)は法輪功への迫害を開始した。王さんは法輪功を放棄せず、北京へ陳情に行ったという理由で、懲役11年の実刑判決を宣告された。以下は、王さん自らが述べた迫害の過程である。
1999年4月8日、1冊の『轉法輪』を購入した。一度読んだだけで心が大きく震撼を受け、椎間板ヘルニア、骨増殖症、ノイローゼ、大腸炎、慢性胃炎などの病気が知らず知らずのうちに回復した。私はとてもうれしく不思議に思い、それ以来、本の中に書かれている通り、他人のことを優先に考えるようになり、利益の面においても人と争わなくなり、常に『真・善・忍』の原則に基づいて自らを律するようになった。
1999年7.20から、江沢民は法輪功への迫害を発動し、煉功を禁止した。良い功法なのに、なぜ禁止されたのか理解できず、省政府部門に陳情に行った。省政府部門は厳戒体制が敷かれていたため、中に入ることができず、「3日以内に返答する」と言われた。家に帰っても一晩中眠れなかった。
2001年1月13日、北京に行き天安門広場で法輪功の横断幕を広げた。これで、横断幕を見たすべての人が法輪功の良さを知るようになっただろうと思った時、警官らによって連行された。それから、所持金をすべて押収され、手錠をかけられ、大勢の学習者と一緒にある場所に送られ、3日間一切飲み食いをしなかった。その後、陽泉市留置場で28日間拘束され、何の手続きもなく2年間の労働教養を科され、太原新店女子労働教養所に移送された。
2004年3月15日の深夜、ビデオカメラを担いだ警官が突然入室し、50~60人の警官が家を囲んだ。4、5人が私を持ち上げて、車に入れ込んだ。派出所で私は急に身体が動かなくなったため、警官らは私を病院に搬送したが、責任を負うことを恐れて、病院に着いた途端、皆は逃げだした。その後、私は自分で歩いて家に帰った。
その時から、私は学習者である息子と一緒にずっと放浪生活をした。2008年12月1日の朝、地元の警官は私の居場所を発見し、私と息子を連行して陽泉市留置場に拘束した。陽泉市鉱区裁判所は私に懲役11年、息子に懲役10年の実刑判決を宣告した。息子は留置場で拘禁されていた時、重さ40キロの足かせを10カ月半の間つけられ刑務所に着くまで外されなかった。また竹の針で爪を刺されたり、タバコの火で腕を焼かれたり、などの拷問により苦しめられた。そして殴られ、頭から血が流れていた。