【明慧日本2020年8月17日】ヨーロッパの法輪功学習者は8月8日と9日の2日間、チェコ共和国の首都プラハで大規模な集会とパレードを行なった。中共ウイルス(武漢肺炎)がヨーロッパにもたらした様々な被害を克服して、灼熱の暑さを乗り越えて、学習者たちはプラハに集まり、法輪大法のすばらしさを人々に届け、邪悪な中国共産党(以下、中共)から遠ざかるように呼びかけた。
8月8日のパレード
8日の午後2時、パレードはスタートした。隊列は大統領府を出発して、賑やかなビジネス街、チャールズ橋、繁華街の歩行者天国を経由して、終点の旧市街広場へと向かった。ヨーロッパ天国楽団が先導する隊列に、金龍舞や天女隊が続き、法輪大法は世界に広く伝わり、煉功動作の実演、中共の迫害で死亡した学習者を追悼する隊列が続いた。
パレードの隊列を先導する天国楽団 |
天国楽団が先導して賑やかな商店街を通る |
パレードは中国人の店が立ち並ぶ賑やかな商店街を通り、店舗の前にいる多くの中国人は携帯電話をかざしてビデオや写真を撮っていた。学習者が1人の中国人女性に「パレードはどうですか?」と尋ねると、振り向いて笑顔で、「素晴らしい!」と答えた。彼女は、この前のパレードは見られなかったが、今日は見ることが出来たと、とても喜んでいた。彼女の話によると、法輪功のパレードはプラハですでに有名になり、中国人として、とても光栄に思っているという。
学習者が中共の法輪功に対する迫害の実態について話すと、この女性は「悪徳な共産党は善良な人を迫害するしかできない、あなた達は中共を恐れていませんが、彼らはあなた達を最も恐れています。あなた達はこの繁華街で抗議のパレードを堂々と行なっています。共産党はバカみたいです」と話した。
プラハ市中心部の歩行者天国を通る天国楽団 |
腰鼓隊の響き渡る演奏は人々を惹きつける |
チャールズ橋を渡るパレード |
旧市街広場で開いた8月9日の集会
8月9日に旧市街広場で開いた集会 |
8月9日、旧市街広場で開いた集会で、学習者のマーティン・サメックさんは発言した。彼は「21年来、『真・善・忍』を信仰する学習者は、中共の強制連行、拷問、臓器強奪などの迫害を受け続けてきました。私たちはもっと多くの人に、この迫害の実態を知ってもらい、暴行を振るう中共は邪悪な政権であることを理解してもらいたいのです。そして私たちと共にこの迫害を終わらせましょう」と述べた。
炎天下で天国楽団は次々と曲を演奏した。多くの人は音楽に惹かれ、自ら状況を尋ねて署名した。
絶えることなく訪れ迫害制止の署名をする人々 |
1年前のプラハのパレードは多くの観光客で賑わっていた。現在は、中共ウイルスの影響で観光客が減少し、特に中国からの観光客はいなかった。しかし、広場に来ている中国人は学習者の三退を勧める活動に出会う。カフェでコーヒーを飲んでいた親子は、昨日のパレードを見て、とても感動したという。学習者が三退を勧めると、二言三言話しただけで、この親子は潔く三退した。
ヨーロッパ天国楽団 素晴らしい楽曲で法輪功に対する迫害の実態を伝える
ヨーロッパ天国楽団は、2007年にフランクフルトで開催された第20回音楽フェスティバルでデビューした。十数年来、彼らはヨーロッパの主要都市の文化祭パレードや、数カ国の祝祭に参加した。 例えば、ロンドン、パリ、ベルリン、プラハ、ウィーン、コペンハーゲン、ブリュッセル、ブダペスト、ブラチスラバ、ワルシャワ、チューリッヒ、バルセロナなどの首都や主要都市に足跡を残している。 学習者のパレードは、中国において学習者が受けている迫害に人々は注目した。同時に「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」ということを人々に届けた。
天国楽団のメンバーは、ヨーロッパ10カ国以上の様々な生活様式や各社会階層の出身者で構成されている。彼らは「苦を楽とする」修煉の中で歩んできた。
ドイツ・ハンブルグの学習者アレックス夫妻は、2011年に天国楽団に参加し、風雨に阻まれることなく、今日まで続いている。2人はドイツからパレードにかけつけた。アレックスさんは「中国で起きている法輪功への残忍な迫害は、今も続いています。私は法輪功迫害の実態を人々に伝え、天国楽団の演奏を通して人々の注目を惹きつけ、迫害に注目していただくよう願っています」と述べた。天国楽団の音楽は国境や民族を超え、法輪大法の素晴らしさを世界に示している。
フランスから参加したベアトリスさんは、子どもの頃からクラリネットを習っていた。彼女は天国楽団のメンバーになって、以前とは違い、一曲の演奏が終わると体が浄化されていると分かり、とても楽しんでいる。「真・善・忍」の三文字を初めて見た時、震撼し、今まで習っていた太極拳や中国武術をやめ、法輪功の修煉を始めた。彼女は、「真・善・忍」は博大で奥深く、エネルギーが強いという。天国楽団の演奏から放たれる巨大なエネルギーを見た時は何とも言えず、楽団の一員になれたことを誇りに思っていると話す。
「あなた達の活動は ここに光明と希望をもたらす」
学習者と交流する2人の女性 |
旧市街広場で白衣を着た2人の修道女が天国楽団の演奏を聴いていた。2人は法輪功の資料を読み、興味津々に学習者と交流した。修道女は軍楽団の演奏した楽曲には「神の属性」が含まれているという。学習者は法輪功について説明した後、2人は「だから、音楽は人を奮い立たせるのですね」と話した。2人は今年の「中共ウイルス」は人々を絶望させ、あなた達は「ここに光明と希望をもたらしています」と話した。
チェコの近代史には、1968年のプラハの春と、1989年のビロード革命がよく知られている。 では、この歴史の転換点である2020年の法輪功のプラハ・パレードは人々に何をもたらしたのか? 世界は「真・善・忍」を必要とし、邪悪な中共と遠ざかることで、人類は素晴らしい未来に向かうことができることを伝えている。