韓国で脱党声援パレード ソウルの中華街を感動させる

 

　【明慧日本2020年8月18日】韓国の法輪功学習者（以下、学習者）は8月9日午前、韓国の首都ソウルの中心部から、少し離れた南西部にあるチャイナタウン大林洞（テリムドン）で、中国共産党（以下、中共）組織から脱退した人々を声援するパレードを行った。大雨にもかかわらず、行き交う多くの中国人が「法輪功が来たよ！」「法輪功が来たよ！」と歓声を上げ、気迫に満ち堂々としたパレードに市民らは感動していた。

中国共産党組織から脱退した3億6000万人を声援するパレード

　韓国では中共ウイルス（武漢肺炎）の感染が拡大し続けるなか、50日間も雨が降り続くという、いまだかつてない梅雨のシーズンとなった。

8月9日、中国人が集まる地域で行われたパレード

　8月9日午前10時、ソウル周辺の学習者およそ500人が、市内の九老里児童公園で集会を開き、大林洞の中華街に向けて2時間のパレードをスタートした。「中共から脱退することで感染症から遠ざかることができる」と現地の人々に伝え、長引いている中共ウイルスの感染症や雨で憂鬱な暗い気持ちになっている市民に、光明と希望を与えた。

中国人の居住地で集会を開く学習者

　集会では、公務員7人が現場でマスクの着用や体温測定など、感染症の流行防止チェックを行い、学習者は積極的に協力した。

集会であいさつする韓国の法輪大法佛学会の事務局長・呉世烈博士

　今回の集会とパレードは韓国の法輪大法佛学会の主催で行われた。同学会の事務局長・呉世烈博士の話によると、現在韓国には100万人の中国人が住んでおり、多くの中国人は中共の虚言を信じ込み、法輪功迫害の実態や中共の邪悪な本質を知らないと述べた。米国政府が共産党員とその家族の米国入国の全面禁止を検討しているというニュースが報道されて以来、中共からの三退が急激に増加している。しかし、残念ながら韓国に住む多くの中国人には、この情報は伝わっていないという。呉博士は、「学習者が雨の中、活動を行っているのは自分達のためではなく、貴い中国人のためです。この活動を通して、法輪功の素晴らしさを人々に届け、そして共産党の三大組織（共産党員、青年団員、少年先鋒隊）から脱退してほしいのです」と、力強く述べた。

　「中共から離れれば、感染症から遠ざかることができる」

　韓国脱党センター責任者・高成女氏は、「多くの中国人は、最初は法輪功迫害についての真実の状況を知らず、中共メディアのプロパガンダを信じ込んでいました。しかし、海外に出てきて、自分たちが騙されていたこと、自分たちが本当の被害者であることを知り、以前から騙されていたことに気付きました。真実を知った中国人は、中共組織から脱退をしました」と紹介した。

　高氏は、「中国は輝かしい歴史をもち、5000年の文明があり、世界の人々に尊敬されていました。しかし、マルクスとレーニンは西洋から来た幽霊であり、中国の伝統的なものではなく、共産党は西洋人が中国に与えたものです。人々が真実を知り、中共の邪悪な本質を分かった時、ほとんどの人は中共から脱退し、そして自分の国を真に愛するということが分かるようになりました」と述べた。

　高氏は、現在の中共は自国民に悪事を働いてるだけでなく、感染症を隠ぺいしてウイルスを全世界に広め、数十億人の生命を危険に陥れているとした。そのため、多くの人々が「中共から離れれば、中共ウイルスからの感染症から遠ざかることができる」と気づき、目覚めたという。

　大雨の中で行進するパレード、韓国の警察官を感動させる

雨の中、行進を続けるパレードが人々を感動させる

　活動当日の11時、威風堂々とした天国楽団に先導されてパレードはスタートした。雨が降り続く中、学習者は精神状態が良く、整然とした隊列で秩序よく進んでいた。この不動の精神が多くの視線を惹きつけた。 警察は最初は一車線だけをパレードに使用する予定だったが、その後、学習者のために全車線を使うよう変更して、パレードはスムーズに進み、無事に終わった。

　パレードの現場で指揮をしていた警察の責任者は、一般の団体はこのような大雨が降ると、活動を取りやめるか、あるいは順延するが、揺るぎない学習者の態度に感動したという。

　行進を見ていた韓国人女性は、このようなパレードが好きだという。女性は「この人たちは誰ですか？　彼ら（中共から遠ざけさせる事）がやっていることは正しいです」と話した。パレードの参加者が学習者であることを知り、女性は法輪功についてのパンフレットを受け取った。

　64人の中国人が三退

　九老里児童公園から出発したパレードは、地下鉄南九老駅、ガリボン市場、韓国最大の中国人居留地である中華街、大林中央市場を通り、そして九老里児童公園に戻った。

　2人の女性は天国楽団の演奏を聴いて惹きつけられ、わざわざパレードの観賞に訪れた。そして、学習者から送られた蓮の花を受け取った。また、ある市民は三退の意義が分からないと言い、学習者から法輪功が受けている迫害の事実を聞いて、学習者の反迫害活動を理解し、「韓国は民主国家なので、私たちは共産党に反対しています」と話した。

写真を撮る人々

　パレードの隊列は中華街の中心部に差し掛かり、天国楽団の荘厳な演奏が響きわたった。腰太鼓隊の力強い演奏の中、「中共から脱退すれば、感染症から遠ざかる」「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」「天が中共を滅亡する」などの横断幕を目にした中国人は、驚いた表情でパレードを注視していた。多くの人は「この人たちは皆、韓国人ですか？」、「この人たちは韓国人が大多数ですか？」と不思議そうに尋ねていた。そして、携帯電話で写真を撮っていた。

パレード終了後、雨の中で煉功を実演する学習者

　一部の学習者は中国人と交流し、法輪功迫害の実態と中共の卑劣さを伝え、中共に加入した時に誓った「生命を中共に捧げる」という誓いを取り消すことが、感染症の災難から逃れることができると知った64人の中国人が、中共組織から脱退した。