【明慧日本2020年7月22日】(台湾=明慧記者・方慧)元中共(中国共産党)の首魁・江沢民は1999年7月20日、法輪功に対してジェノサイド(集団殺害)を発動した。1億以上の法輪功学習者とその家族に巨大な災難をもたらしている。台湾台北市の1000人余りの学習者は7月18日の午後、台北市役所前の市民広場で、「21年間続いている迫害を終わらせ、天が中共を滅ぼす」の活動を行なった。市民に中国共産党(以下、中共)の邪な本質を知らせ、正義と善良と勇気を呼び起こし、共に迫害を制止するように呼びかけた。
迫害の制止を呼びかけ、パレードを行なう学習者 |
18日のこの日、台湾の高雄市、台中市、台南市、彰化市と花蓮市の学習者も同時に迫害を制止する活動を行なった。華人民主書院理事長・曾建元さんは、「現在、全世界が感染症の中にいて、学習者が野外で集会やパレードが行なえるのは世界でも珍しく、台湾が宝島だからこそ、このような事ができたのです。迫害が21年目を迎えるにあたって、世界の国会議員は署名活動を始め、すでに27カ国から50人以上の議員が署名しています。台湾においては党派を超え、34人の国会議員が署名しています」と語った。
7月18日台北市で行なわれたパレードの様子 |
台湾法輪大法学会は、感染症の関係で政府の感染症対策の野外での活動規定に基づき、1000人のパレードを申請したという。天国楽団の壮大な演奏に導かれて、「 大法が広く伝わる」、「千百年来の冤罪」および「迫害の終結」との三大陣営が続き、市民広場を出発して、市役所通り、松高通り、松仁通り、松寿通りなどの商店街を通って終点にたどり着いた。
市民「法輪功、がんばれ! 続けて下さい」
生体臓器狩りの模擬実演を見た一人の男性は不思議に思い、「修煉する人が多いだけでこのような迫害を受けている。私は彼ら(中共)が生体臓器狩りを行ない続けていることを知っています。このことは台湾においてはできないことです。まさに中共が倒れなければ、世界が良くならないということです」と話した。
この男性は、「集権政治体制に反抗するのはとても難しく、世界が一致団結でなければ、集権体制を打倒するのは無理です」。男性は学習者が21年来、中共の残酷な迫害に直面し、理性をもって平和的な方法で真相を伝え、今日まで続けて来たことに敬服しているという。「学習者の内心の素質がとても強大に思え、中共よりも強靭な団体だと思います。皆さんが頑張り続けることを願っています」と話した。
もう一人の見物者は、中共が行なった悪事の数々を聞いた。「多くの人が連行され、臓器が消えた」と言うと、学習者に「頑張ってください。そして続けてください。良い信仰は堅持すべきです」と励ました。
修士生の謝さんは、「学習者のこのような盛大なるパレードを見るのは初めてです」という。そして学習者のパレードはとても有効的な活動であり、学習者に出会って共感を持ったという。「これは実際にとても有効的なやり方です」と言って、携帯電話で得難いパレードの場面を記録しておきたいと話した。
謝さんは、「今日はとても暑かったのですが、しかし学習者の表情を見てとても感動しました。励ましてあげたい」、「私は法輪功学習者に頑張っていただきたいのです」。謝さんはさらに、「中共は私達にとって敵対政権であり、私は法輪功を支持します」と最後に話した。
市民「学習者の真相伝えに期待したい」
科学技術の分野に従事している26歳の林さんは、ショッピング中に学習者のパレードに偶然出会った。天国楽団の楽器を見て驚き、賛嘆して話した。「このパレードは国が行なう時と同じくらいの盛大さなのです」。林さんは学習者が発送した真相資料を受け取ったことがあるという。「台湾は感染症の制御がよくできたので、皆さんはパレードができるようになり、これは素晴らしい事です」と、林さんは再び賛嘆した。
パレードを称賛した林さん(右) |
林さんは、学習者は炎天下でパレードを行なうのは非常に辛く、学習者は自分たちの信念を伝え、中国に変革の必要性があることを人々に伝え、台湾の人々が学習者の事を理解して耳を傾け、そして中共に対する見方を徐々に変えているという。「これが台湾と中国の違いであり、重要なのは台湾はこの環境を大切にしなければなりません」と話した。
林さんがバスに乗っていた時、隣に座っていた学習者が林さんに、法輪功に置かれている状況について話した。林さんは中共政権に対してある程度の認識があるという。「集権的な中共は国民を騙すことができるが、しかし、最終的には国民の心を奪うことはできません。中共は率先して国民に対して洗脳を行ない、彼らは正常であると誤認させ、思惟は中共と同じようにさせています。しかし、このような体制は長く続くことはできません」と語った。
「学習者は続けて人々に真相を伝えることは、これはいい事です。台湾人は中共の大盤振る舞いが人を騙すためであることをはっきりと分かっています。学習者が継続して真相を伝える事に努力され、これらの真相が人々の思惟の中に入り込み、中国国民を変えることができます」と、林さんは最後に話した。
学習者「世人に『真・善・忍は素晴らしい、法輪大法は素晴らしい』を伝えたい」
学習者・劉惠玲さんは美容師である。2002年、夫が病気に罹った機縁で法輪功に出会った。惠玲さんは、初めて法輪功を習った時、学習者は第二式の煉功を教え、熱いエネルギーが頭上から全身に通ることを感じた。第五式の煉功を習う時、両足を組むことができたという。惠玲さんは心の中で「これは私が探し続けたものであり、この本『轉法輪』は私が読みたかった本です」と思った。仕事において彼女が感じたことは、「美容や化粧の技法が変わり、功力が大幅に伸びていたのを感じました」と話す。今の惠玲さんは、お客さんが入ってくると、一目で顔の直し方や、メイクの整え方が分かり、化粧のスピードも速くなったという。客の無理な求めとか嫌がらせなど忍耐できるようになり、客の需要に合わせられるようになったという。
惠玲さんは最後に、大法弟子として法の中から多くの恩恵を受けた。だから法輪功のために公正の言葉で話すべきであり、勇敢に世人に「真・善・忍は素晴らしい、法輪大法は素晴らしい」を伝えるべきと思って、「7.20」の迫害制止活動に参加したという。
迫害制止活動に参加した劉惠玲さん |
ドイツから訪れたトーマス・カルマンドさんは、流暢な中国語を話していた。カルマンドさんは「私は気功書籍にずっと興味を持っていて、正法を探して返本帰真の道を探していました。同じ書店で探し続けましたが、中国からの気功書はレベルが浅く、しかも宗教的な内包は中共に破壊されました」と話した。健康のために中国気功を放棄したという。
1998年9月のある日、カルマンドさんは同じ書店を訪ねた。店員は一冊の『法輪功』を渡した。カルマンドさんは本を開いて見て、功法がとても簡単に思われ、これは気功師が他の功と同じようにコピーして書いた本で、特別なものではないと思い元に戻した。
そして店員が熱いコーヒーを入れてくれたので、カルマンドさんは飲み始めた。申し訳ない気持ちで再び『法輪功』一冊を手に取り読み始めた。丁寧に読んでいるうちに、この本には道徳と心性を高めることについて書いてあり、特別に感じたという。カルマンドさんが言うには中国から来た気功書は道徳と心性について述べているものがなかった。カルマンドさんはこの本はとてもいいと思った。唯一、道徳と修煉を語っている本であったからだ。そしてこの本を購入して修煉を始めたのである。カルマンドさんが話すには修煉を始めるのが遅すぎたと言った。李洪志師父の1998年5月フランクフルトでの説法に参加できなかったことを、とても遺憾に感じたという。
今日、台湾パレードに参加できて深く感動したという。カルマンドさんは「ヨーロッパでもこのような活動に参加したことがありましたが、私はあまり重視せずそれほど真面目ではなく、同修とよく話をしていました。しかし今日、全世界が感染症の渦の中にいる中で、台湾で多くの人が参加するこのようなパレードを行なう事が出来ました。世界で唯一のパレードかもしれません。今になって私は分かりました。この活動はとても大事なのです」と、活動に参加した思いを語った。
パレードに参加したドイツの学習者・トーマス・カルマンドさん |