【明慧日本2020年8月29日】江蘇省常州市の法輪功学習者・卜如梅さんは4月16日、不当に連行され、翌日に解放された。8月2日、卜さんは武進区裁判所から「起訴状を取りに来るように」との電話を受けた。
4月16日、卜さんは同市経開区公安支局横林鎮派出所の警官によって連行され、4月17日に解放された。拘束されている間、横林派出所、常州市の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官らが卜さんのかばんの中から無断で鍵を持ち出し、卜さんの家に侵入した。当時、家には重病を患っていた義理の父親が1人でいた。父親は警官に「法輪功のどこが悪いのですか?」と問い詰めたが、警官は何も答えなかった。父親の介護をしている卜さんが連行されたことで、食事を作る人がいなかった。父親は怒りと悲しみに襲われ、1カ月後、この世を去った。
5月14日、私服警官は買い物から帰って来た卜さんを連行し、取り調べをした。6月1日、経開区検察庁は横林派出所の警官・同霖を同席させて卜さんに対して尋問を行った。6月24日、書類が武進区検察庁に送られた。
7月13日、横林派出所の警官・陳凱が同行して、卜さんは武進区検察庁へ行った。卜さんは法輪功を修煉することも、迫害の真相を伝えることも合法であることを主張し、その法律の根拠を検察官・蒋一舟、楊旻琦に提出し、公平に処理してほしいと言った。検察官は関連資料に目を通し、「分かった。先に帰りなさい」と言った。当時、弁護士もその場にいて、「法輪功を修煉するのは合法であり、罪は犯していない」と主張した。しかし、検察側は7月23日にこれらの書類を武進区裁判所に提出した。
7月23日午後2時30分、検察官の楊旻琦、蒋一舟は横林派出所へ行き、卜さんの夫と2人の娘に尋問を行った。2人の娘は「お母さんはとてもいい人です。罪を犯してはいません」と言った。12歳の末娘は「お母さんは悪いことをしていないし、誰も傷つけていません」と言い、そして「母が懲役刑を言い渡されることに、とても耐えられません」と言った。
8月2日、武進区裁判所から「起訴状を取りに来るように」との電話があった。裁判所の担当者は朱銀妹である。卜さんは朱銀妹に電話をして、会って直接話をしたいと言ったが、朱銀妹は「裁判官に会いたいと思えば会えると思うのか? 私にはそんな暇はない!」と、ひどい態度で断ったという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)