江蘇南昌市の滕茶英さん、厳錦華さんに 不当判決
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 【明慧日本2020年5月12日】江蘇省南昌市の法輪功学習者・滕茶英さん(音訳)(60代)、厳錦華さん(または厳精華さん)(59)は江西省女子刑務所で迫害され、それぞれ懲役7年6カ月と懲役5年の実刑判決を宣告されたという。

 滕さんは南昌市八一広場付近に在住者である。2018年(正確な時期は不明)に身柄を拘束された後、南昌市第一留置場の16号刑務所に拘禁され、ずっと、コンクリートの床の上で直に寝起きさせられた。

 2019年8月16日、南昌市西湖区裁判所は、滕さんに対して開廷した。法廷で、滕さんは罪を認めることを強要されたが、信仰の自由と法輪功の無実を伝えることは無罪だと主張した。しかし、 裁判所側は、滕さんの自宅から押収した数台の携帯電話に、1万件以上の電話履歴があったことで、それを携帯電話で法輪功の真相を伝えた証拠とし、滕さんに懲役7年6カ月の不当な実刑判決を宣告した。

 滕さんはこの判決を不服として、南昌中級裁判所に控訴した。しかし、 2020年の初め、南昌市中級裁判所は原審を維持するという二審の判決を下した。

 2020年1月中旬、滕さんが省の女子刑務所に移送される前に、滕さんの人柄を尊敬していた同じ刑務所内にいた受刑者達は皆、衰弱した滕さんがこれから先の7年6カ月の間、長い歳月をどうやって過ごすのかと心配して同情し、別れを惜しみながら涙を流した。

 厳さんは南昌市青山湖区彭子江花園に在住者である。2018年4月13日に「法輪大法は素晴らしい」という横断幕を掛けたという理由だけで、南昌市青山湖公安支局に身柄を拘束された。『轉法輪』の本1冊と、メモリカードなどの私物を押収された上、南昌市第一留置場の10号刑務所に拘禁された。

 2019年8月16日、南昌市西湖区裁判所は厳さんに対して開廷した。厳さんは法廷で罪を一切認めず、無罪を主張し、一刻も早く無罪で解放されることを求めた。法廷は当日、判決を宣告しなかった。

 同年10月、南昌市西湖区裁判所は厳さんが5年以内の再犯で、さらに累犯したという理由で、懲役5年の重刑を宣告した。厳さんはこの判決を不服とし控訴した。2020年の初めに、厳さんは原審を維持すると宣告され、省の女子刑務所に送り込まれた。

 厳さんは南昌市第一留置場で拘禁された21カ月の期間中、心身とも大きなプレッシャーを受け、服は薄い物しか持っておらず、髪の毛は真っ白になり、痩せこけた。一方、厳さんの息子は優秀な人材であったにも関わらず、母親が法輪功学習者で拘禁されていることで、その影響を受けて、30歳を過ぎても結婚できないでいる。

 厳さんは人々に法輪功の無実を伝え続けたという理由だけで、何度も拘禁されたことがある。2006年5月12日に、懲役3年の実刑判決を宣告された。さらに、2011年9月15日に、懲役4年6カ月の実刑判決を宣告された。長年の残酷な迫害で厳さんは心身とも大きなダメージを受けた。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/5/8/404981.html)
 
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