江蘇省の厳玲さん 再び身柄を拘束
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 【明慧日本2020年7月26日】江蘇省南通市通州区610弁公室、国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)、城中派出所などの関係者らが、2020年7月15日の昼、法輪功学習者・厳玲さん(73歳女性)の自宅に押し入り、厳さんの身柄を拘束したうえ家財を押収した。

 厳さんは定年退職をした元工場の従業員である。法輪功を学んでから、病気が完治し、まるで若者のように身体は軽やかになった。法輪功の教えである「真・善・忍」に従い、より良い人になることを目指しているため、周りからは高い評価を得ていた。しかし、厳さんは法輪功を学んでいるという理由で何度も身柄を拘束され、拘禁されて労働教養処分に科される等、不当な判決を宣告されたことがある。

 2003年、厳さんは1年の労働教養処分を科されたうえ刑期が6カ月も延長された。厳さんは江蘇省句容女子刑務所で睡眠禁止、数日にわたって立たせる、小さな椅子に長時間座らせる、手枷と足枷をかけるなど様々な拷問を受けた。さらに、転向しないという理由で独房に閉じ込められ、大小便すらも禁じられ辱められた。

中共酷刑示意图:上大镣

拷問イメージ図:手枷と足枷をかける

 
 2015年、厳さんは法輪功迫害の首魁である江沢民を告訴したという理由で、1カ月間拘禁された。

 2016年、通州市国内安全保衛部門、610弁公室、通州市の法曹機関はいわゆる「法律の実施を破壊する」という罪で厳さんに対して開廷し、わずか30分で終わらせ、厳さんに懲役2年の不当な判決を宣告した。厳さんは南通市女子刑務所で転向しないという理由でさまざまな迫害を受けた。ある日、受刑者が警官の指図により、ガムテープで厳さんの口を封じ両手を縛った。厳さんは息もできず、窒息しそうになり、このままでは死んでしまうと思い、必死にもがいた結果、ガムテープが切れて助かったと言う。

酷刑演示:用胶带封嘴

拷問実演:ガムテープで口を封じる

 厳さんは刑期を満了し、家に帰らされたが、2年間の給与は差し押さえられた。厳さんは中共ウィルスの拡大を目にし、人々に「法輪大法は素晴らしい。真・善・忍は素晴らしい」を念じれば、災難から逃れることを伝え続けた。

 ここで法輪功の迫害に加担する610弁公室、法曹機関などの関係者に、悪事を止め、法輪功学習者に優しく接することが自分たちに明るい未来を選ぶことになると述べ、厳さんの無罪解放を呼びかけた。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/7/21/409319.html)
 
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