警官が違法捜査、偽の証拠を捏造
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 【明慧日本2020年9月12日】(福建省=明慧記者)福建省福州市の法輪功学習者・林閨臣さんは7月12日、晋安区茶園派出所の警官に連行された。警官は不当に捜査し、その後、捜査の写真を撮って捏造し、家族に捜査証と捜査リストにサインさせ、それに従い逮捕令状を申請した。晋安区検察庁は事実と弁護士の意見を無視して、林さんに逮捕令状を発付した。8月21日、弁護士は「逮捕の合法性を審査する法律意見書」を提出し、晋安区検察庁に逮捕令状を却下するよう要求した。そして、茶園派出所の不当捜査、偽の証拠を捏造した違法行為、および犯罪容疑の問題について、立案調査を求めた。

 林さん(60歳女性)は法輪功を修煉して20数年が経つ。修煉する前、林さんは重度のうつ病を患い、林さんと家族は非常に悩まされた。法輪功を学んでからうつ病がすぐ治った。この二十数年来、薬を飲んだことがなく、家族は不思議に思った。

 7月12日、林さんは晋安区茶園派出所の警官に連行された。午前、警官が林さんの自宅を捜査し、法輪功の書籍と資料を押収した。当日午後、警官は数ケースの本を持ち出し、林さんの家で捜査の写真を撮って証拠を捏造した。翌日、警官・張権貴が林さんの家族にサインさせ、林さんが帰宅できることを承諾すると言い、家族を騙して捜査証と捜査リストにサインさせた。

 8月12日、林さんの家族は弁護士に依頼し、晋安区検察庁に書類と意見を提出した。弁護士は「不当捜査、捜査証を提示せず、事後に写真を撮り、捜査証と捜査リストにサインさせて補った」という三つの理由を取り上げ逮捕令状を発付できないことを主張した。

 8月14日、林さんは逮捕令状を発付された。茶園派出所の景観は林さんの家族に、新しく作った捜査リストにサインするよう要求したが、それを必要としているのは検察庁であると主張して家族は断った。

 8月21日、弁護士が晋安区検察庁に「逮捕の合法性を審査する法律意見書」を提出し、以下の通り説明した。

 中国では、法輪功を邪教組織だと定めている正式な法律がない。2011年に国家新聞出版総署が法輪功の書籍の出版と発行の禁止令を解除した。茶園派出所が林さんの立案について、林さんを拘留して逮捕令状の発付を申請したことは法的根拠に欠ける。また、その過程は違法である。それは職権乱用の違法行為に属し、見直すべきである。茶園派出所は不当に捜査し、証拠を捏造し、当事者の家族を騙してサインさせた。偽の証拠を捏造した方法で取った証拠は不当な証拠で、認められない。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/8/28/411044.html)
 
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