長春市の白亜清さん 迫害死
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 【明慧日本2020年9月20日】(吉林省=明慧記者)長春市の白亜清さん(60代女性)は法輪功を修煉していることを理由に、不当に労働教養を科され、ベッドに縛られて体を引っ張られるなどの拷問を受けた。4月に連行され、後に警官から絶えず嫌がらせを受け、尋問され、心身ともに苦しみをなめ尽くし、7月20日前後にこの世を去った。その前の7月13日、白さんは警官により留置場に連行されていた。

 白さんはもともと長春市少年犯労働教養所の警官であった。2006年11月17日、白さんは長春市少年犯労働教養所の寮で連行され、労働教養1年間を科され、黑嘴子労働教養所に拘禁された。労働教養所で、白さんは信念を堅持したため、またほかの学習者にも堅持するよう励ましたとして、拷問を受け、10日間死人ベッドで縛られて引っ張られ、体に大きなダメージを受けた。労働教養期間も延長された。しかし、白さんは信念を堅持し決して妥協しなかった。

酷刑演示:死人床(呈“大”字型绑在抻床上)

拷問の実演:死人ベッド

 労働教養所から出ても、白さんは引っ張られた足がずっと痛かったという。

 2017年7月13日、白さんの娘・韓氷さん(36歳、法輪功学習者)が連行され、懲役3年6カ月の実刑判決を宣告され、長春女子刑務所に移送された。韓さんが拘禁されていた期間中、1年余り面会を許されず、白さんは娘を救うために、精神面で迫害を受けていた。

 今年4月4日、人々に法輪功迫害の実態を伝えるために、白さんが資料を配った際、真実を知らない人に通報され、不当に家財を押収された。保釈金1千元(約1万6千円)をゆすり取られて解放された。白さんは帰宅しても家で監視されていた。

 派出所から帰った時、白さんの体調は明らかに悪くなっていた。労働教養期間中に拷問を受けた足が、酷く引っ張られたため水が溜まり黒ずんでいた。

 7月上旬、白さんはまた派出所の警官に連行されて、検察庁に尋問されたが、結果は出なかった。帰宅後、白さんは歩けなくなり、3日間も食事をとっていなかった。白さんは1人暮らしをしており、友達が白さんを訪れた時、ようやく白さんの状況が分かった。白さんが病院に行って診てもらうと、医者に脚を切断するしかないと言われた。白さんは納得がいかず帰った。しかし、友達の助けのもとで、白さんはだんだんと良くなり、ご飯を食べられるようになり、歩けるようになった。

 7月13日、白さんは再び警官により留置場に連行されたが、身体検査を受けさせられて不合格になったため 、留置場側が受け入れを拒否した。白さんは精神にまたダメージを受け、健康状況が悪化し、隣人の話によると、7月20日前後に亡くなったという。

 白さんは自ら迫害を受けた時、人々を救うことを考えていた。白さんを傷つけた人に対して、白さんは恨みを持たず、善良な心で人々を感動させた。白さんは高尚であり、尊敬された人であった。

 
(中国語:http://search.minghui.org/mh/articles/2020/9/9/411560.html)
 
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