長春市の学習者十数人が嫌がらせを受け 連行される
■ 印刷版
 

 【明慧日本2020年8月12日】吉林省の各地で、2020年7月20日前後にかけて、多くの法輪功学習者が連行された。その中の長春市だけでも、十数人の学習者は嫌がらせを受け、連行され、家宅捜索もされ、私物などを押収された。

 一、2020年7月15日朝、警官らは長春市法輪功学習者・杜景義弁護士(すでに10カ月以上拘禁されている)の家に押し入り、妻の崔玉秋さんと娘を連行した。情報筋によると、連行に関与したのは長春市国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)と朝陽区和義路派出所だったという。長春市公安局国家保安部の警察官と朝陽区義和路警察署の警察官だという

 二、7月15日朝5時頃、警官らは亡くなったばかりの学習者・劉昌坤さんの家に押し入り、妻の董さんを連行した。

 三、7月15日朝5、6時頃、警官らは学習者の小慧さんの家に押し入り、壁に掛けてある師父の写真と法輪図形を押収し、『轉法輪』と『各地での説法』など、全部で90冊以上の法輪功の書籍を押収した。警官らはさらにノートパソコン2台、USBメモリ数個、携帯電話2台、MP3数台、そして、多くの鍵を押収した。今、小慧さんの家には脳血栓を患って自力で生活ができない夫が残されている。慧さんの住宅地を管轄しているのは八里堡派出所である。

 四、7月15日朝8時30分頃、義和路積水院社宅にある陳秀英さんの家を監視していた警官は、陳さんを尾行して家に押し入り、法輪功の書籍100冊ほど押収した。その後、警官らは陳さんの家に午後まで居座った。

 五、7月15日朝6時過ぎ、東朝陽路派出所の警官とコミュニティの人員、合わせて6人が学習者・任淑敏さんの家に押し入り、100冊以上の法輪功の書籍と師父の写真を押収し、調書に署名を強要した。

 六、7月15日朝7時頃、紅旗街派出所と市公安局の警官、コミュニティの人員、合わせて十数人が、紅旗街西三路の学習者・趙桂栄さんの家に押し入り、100冊近い法輪功の書籍、ノートパソコン2台、DVDプレーヤーなどを押収し、「押収品リスト」に署名するよう求めたが、趙さんは署名を拒否した。

 その後、警官らは趙さんの息子を連行し、派出所の暗い部屋に拘禁した。そして数人の警官に殴られ、壁に頭をぶつけられ、冷気を浴びせられて彼の膝が血だらけになるまで引きずった。夜になってやっと解放された息子は、裸足で帰って来た。

 七、7月15日朝8時15分頃、学習者・王春華さんは自宅マンションから出た時、待ち伏せていた長春市義和路派出所の警官に呼び止められ、派出所に連行された。

 派出所では、警官らは王さんの所持品を調べ、逮捕状に署名を強要したが、拒否された。その後王さんは5、6人の警官に連行され、不当な家宅捜索を受け、法輪功の書籍50数冊、USBメモリ、お守りや引き出しの中にあった何枚かのメモなどが押収された。

 警官らは再度王さんに署名を求めたが、王さんは、「学習者達は人を救っているので、犯罪はしていない」と主張し、署名を拒否した。午後4時30分頃、王さんは解放された。

 八、学習者・張秀琴さんと娘の王偉懿さんは、7月16日朝6時過ぎ、警官によって連行された。警官らは「10日間、不当に拘束する」と脅した。張さんは長春市緑園区虹橋集合住宅に在住し、西安広場派出所の管轄区にあたる。

 九、以前、学習者・徐鳳蓮さんは、長春市長新街派出所の警官に連行されたことが確認された。派出所の警官は「また法輪功迫害の実態資料を配布するなら、お前の娘の家を差し押さえ、お前の給料を止める」と脅かし、徐さんに署名を強要した後、徐さんは解放されて家に帰ることになった。

 その後、寛城公安支局は徐さんと夫(法輪功を修煉していない)を連行し、そして、解放した。警官は徐さん夫婦に何を言ったのか、何をしたのか、詳しい事はまだ分かっていない。

 7月15日と16日、徐さんは再び寛城公安支局に連行され、現在行方不明となっている。連行に関与したのは、長新街派出所と興業街派出所の可能性が高い。

 十、51歳の王玉潔さんは、長春市青年路に在住している。2020年7月20日朝9時頃、青年路派出所の3人の警官は突然王さんの店に押し入り、いきなり店を捜査した。その時、店には客もいたが、接客していた王さんは裏門から逃げ出した。午後4時頃、西安大路208番バス停で、王さんは連行された。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/7/25/409561.html)
 
関連文章