15年間拘禁された女性教師 再度連行される
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 【明慧日本2020年7月23日】四川省達州市渠県宝城の法輪功学習者・胡玉蓉さんは、2020年4月24日、渠県国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)、宝城派出所の警官に不当に連行され、パソコンや真相資料等の私物が押収された。渠県留置所で10日間拘束された後、達州市法制教育学習センター(洗脳班)に移送されて現在に至っている。

 胡玉蓉さんは、四川省南充師範学院を卒業してから、自らの意志でチベット自治区に来て、ラサ市中学校で中国語を教えていた。胡さんは人柄がよく、仕事が真面目で、学生や教師、保護者から高く評価されていた。

 2001年1月、胡さんはラサ市裁判所に懲役5年の実行判決を言い渡され、ラサ市郊外の刑務所に拘禁され、重労働を強制的にさせられて、殴られ、罵られる等の残酷な拷問を受けた。

 2006年の年末、出所した胡さんは勤めていた学校を解雇されたため、故郷の渠県宝城区新市郷に戻ることになった。2007年10月1日、数十名の警官が胡さんの家に押し入り、胡さんを連行しようとした。胡さんはいったん逃げ出したが、2週間後、自宅に戻った際、また連行され、チベット自治区に移送された。48時間にわたる車での移送中、胡さんはずっと手錠をかけられたままで、水も食事も与えられなかった。その結果、胡さんは手足が思うように動かなくなった。

 2008年1月10日、胡さんは実家に帰省した際、宝成区国内安全保衛部門の警官に連行され、不当に2年6カ月の労働教養を強いられ、四川楠木寺女子労動教養所で拘禁されて迫害を受けた。

 2010年11月26日、胡さんは仕事を探しに行く途中、渠県「610弁公室」と宝城の人員らに連行され、殴られ、渠県留置場に秘密に拘禁されて酷い迫害を受けた。これで胡さんは7回不当に連行されたことになる。渠県「610弁公室」の蘆貴平らは胡さんを意識がなくなるまで殴り、その後、達州市精神病院に送り、不明な薬物を注射し、不明な食物を灌食した。迫害により、胡さんは痩せこけてしまい、瀕死の状態となった。

 2011年8月23日、渠県で胡さんに対して法廷審問を行なった。埠頭村の村長・龔智礼、婦人会主任・袁茂菊らが偽りの証拠を提出したため、胡さんは懲役7年の実刑判決を言い渡された。当時、胡さんの両親は法廷で、「彼らの証拠は偽物だ」と叫んだが、裁判官は聞こえないふりをした。

 警察は胡さんの身内に対しても監視、嫌がらせをした。胡さんの父親(72歳)は5日間も拘束され、兄は巻き添えになって仕事を失い、夫は迫害を恐れて離婚届けを提出した。12歳の息子は今、戸籍もなく、生活が出来ない状況になり、70代の祖父母と一緒に暮らしている。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/7/7/408670.html)
 
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