同修間の隔たりを取り除こう
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文/重慶の大法弟子

 【明慧日本2020年9月21日】同修たちの間の隔たりについて話していたら、師父の『二〇一〇年ニューヨーク法会での説法』の中で、弟子への質問に対して、次のように師父は回答してくださいました。

 弟子:学習者の間の隔たりはどのように形成されたのでしょうか? どのように取り除くのでしょうか?

 師父:人心がぶつかり合い、内に向けて探さず、双方とも人心をもって問題を考え、お互いに見下していれば、時間がたつと、隔たりができてしまい、合わなくなります。常人と同じです。正念で問題を見て、双方とも自分のどこが良くなかったのかを考え、自分が本当に正しく行うようになれば、相手もあなたの変化に気づき、自分のどこが良くなかったのかを考えるようになり、このようにすれば隔たりが現れることはありません。隔たりを取り除くときも同じであり、同じ法を修めており、同じ縁を持っているのに、放下できないものがあるのでしょうか? 真摯に相手と意見交換し、指摘された不足を受け入れることができれば、問題が解決されるのではありませんか?」

 師父が教えられた法を本当に理解して、大法の要求に応じて実践すれば、隔たりは出来ないはずです。しかし、実践の中でそれがやり遂げられず、人心を取り除く過程が非常に遅いため、このような悪い物質が多く現れてきました。

 この悪い物質が最もよく現れているのは、同修の弱点や不足などを言い継ぐことです。 人間は先入観を持っているのでそれを聞いて信じてしまい、その結果、隔たりが出来てしまうのです。 私たちの地域では、10年以上も前から受け継がれているものもあり、今も受け継がれていることで、影響力の深さが窺(うかが)えます。実は一時的に起こったことで人を判断しきれないのです。人を判断する時は、総合的に全体的なものの見方をしなければなりません。特に修煉者は修煉を続けることが出来れば、必ず向上します。しかも、多くの人はこれらのことを言い継いだとき、自分で確認せずに軽率に言い伝えてしまい、全体を形成できないようにしてしまいます。

 このような隔たりという物質をどうやって取り除くのでしょうか?  私の個人的な考えですが、まず内に向かって探すことです。実際、長年の修煉を経て、自分のどの面が不足しているのかを把握しておく必要があり、それに気づいたなら、直ちに取り除くべきです。しかも、法を正すことが終わりを迎えようとしており、時間は非常に迫っていますので、私たちはこの時期に精進し、精進し、さらに精進しなければなりません。皆の執着心が少なくなれば、異物や敗物などは作用しなくなります。

 また、多くの同修がお互いに率直に交流をすることによって悪い物質を取り除き、それによって、皆がより緊密に協力することが出来ると実感しています。しかし、多くの場合、自分の性質のせいでその一歩を踏み出したくなく、真摯に意見交換をしたくないと考えており、長期にその隔たりを破れないでいるのです。そして、旧勢力がこの隙きに乗じて、これらの悪い物質を按排すると皆の間に隔たりを形成することになります。

 これらの物質は法を正す中で必ず除去しなければなりません。 私たちがそれを取り除こうとする心を持ってさえいれば、師父は私たちを助けてくださると思います。最も心配するのは、私達がそれに気づかず、あるいは気づいていてもそれらのものに触れたくなく、取り除こうとしないことです。

 そうではなく、同修との間隔をなくし、一丸となって大法の威力を発揮できるようにしていきたいと思います。

 僅かな悟りですので、適当でなければ同修のご指摘をお願いします。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『各地での説法十一』「二〇一〇ニューヨーク法会での説法」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/4/8/345283.html)
 
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